あらゆる変速機が操作できる「コントロールレバー」 23年中に発売へ
あらゆる機械式変速機を操作できる、グロータックのサイクルパーツブランドであるイコールの「コントロールレバー」。今までそのコンセプトは発表されていたが、試せる状態になり、東京都内で開催された自転車専門店向け展示会にて披露された。2023年中の発売を目指している。
展示されてたのはリヤディレーラーが11速、スプロケットが12速の組み合わせ。逆にディレーラーが12速、スプロケットが9速などという組み合わせもでき、既に手元にあるパーツを活用できる。ダブルレバーのように無段階で動くため、あらゆる変速機が操作できる。しかし、そのままだと変速に技術が必要になってしまうので、「インデックスプレート」という部品をレバーに入れれば、クリック感を出すとともに変速もきれいに決めることができるようになる。
レバーの形状についても考慮されており、ブラケットは握りやすいように細身にされ、また、ブレーキのピボットも高い位置にあるのでテコの原理により力を入れやすい。
さらに、シフトワイヤを2本付けることができるため、変速の他にも、例えばサスペンションのモードを変更したり、ドロッパーシートポストを操作することもできる。
「自由に使えるものを選択肢として与えることで、より自転車の楽しみを広げられるプロダクトになれば」とグロータックの担当者は話す。
CONTROL LEVER
想定価格:5万円〜6万円(標準キット)+オプションパーツ
想定重量:420g程度(標準キット)
発売時期:2023年11月〜12月予定