メニーズがカスタムボルト「ベータチタニウム」取り扱い開始

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Many’S(メニーズ)は、チタン合金ボルトのリーディングカンパニー・日本特殊螺旋工業株式会社が展開するレース用64チタンボルト「βTitanium(ベータチタニウム)」の取り扱いを開始する。

ベータチタニウム

自転車にまつわるトラブルに、ボルトの破断、ネジが抜けないと言った事例があるが、その主な原因として、ネジ部の伸びがあげられる。 ネジ部が伸びて「ボルトが緩む」、そしてまた「ボルトを締める」を繰り返すと、タップ穴の手前から内部で伸びたネジ部のピッチが狂い、さらに締め込むことで最終的に破断に至る。

ベータチタニウムの生産する64チタン合金ボルト(Ti-6Al-4V)は、国内製鋼メーカーの高度な品質管理の元で製造された64チタンの丸棒を約900°で熱間鍛造し、切削によって形を整え、ネジ山部分を転造形成して作られる。

クロモリ鋼にも匹敵する980Mpaもの引張強度を持ちながら高い弾性も持ち合わせているので、ボルトが伸びる力(軸力)と元に戻ろうとする力(スプリングバック)が強く働き、締結剛性が向上。 『非常に強く』、『締め付けトルクが安定しやすい』という、ボルトとして最も大事な特性を実現しているため、よれや歪み、伸びと言ったパワーロスしていた要因を解消する。

耐久性についても、国内有数の選手が1年を通して使用しても折れる事がなく、チタン合金ボルトの性能の高さを実証している。

ベータチタニウム

 

ベータチタニウムの特徴

強度
鉄やステンレス、クロムモリブデン鋼(SCM435)をも上回る980Mpaもの引張強度

軽量性
ステンレス鋼の約60%ほどの比重で、軽量化に貢献。

耐食性
酸素と結合し表面に不動態皮膜を形成。雨や海水にあたっても錆びないので、屋外での使用はもちろん室内でのローラー練習にも最適。

信頼性
Ti-6Al-4Vという材料には「1級品」「2級品」が存在し、国内で精製・製造されたTi-6Al4Vは宇宙・航空・医療にも使われる「1級品」。βチタニウムは全てこれら1級品、JIS規格で「TAB6400」と呼ばれる最高級の精度を持った材料を使用し、各種工業用ボルト・ナット、 アクスルシャフトなどのオートバイパーツ、車用ホイールナットなど様々な製品を製造している。それは『折れにくさ』『曲がりにくさ』『しなやかさ』を追求し、『安全・安定・安心』につながっている。

意匠性
陽極酸化処理を施すことで、シルバーとは別に6色のカラーバリエーションをラインナップ。陽極酸化されたボルトは表面の数ナノの厚みで酸化被膜が安定しており、ボルトのカジリ、焼付きを予防し、さらに酸化被膜が安定する事により電蝕等に対しての腐食代としても活躍する。

 

ベータチタニウムの製造工程

鍛造 ーForgingー
ベータチタニウムでは国内製鋼メーカーの高度な品質管理の元で製造されたチタン合金材に熱間鍛造を施す。64チタンに熱間鍛造を施すのは国内でも非常に稀な加工で、加熱範囲が狭く高度な技術を必要とする工法。戦後、国内で航空機産業が発達しなかった事もあり、日本でこの工法は発展してこなかった。この鍛造ボルトは丸材からそのまま加工するボルトに比べて扱いやすく強度があり、ユーザーの高い支持を得ている。

ベータチタニウム

 

切削加工 ーMachiningー
チタン合金をはじめ高ニッケル材であるインコネル・ハステロイ・純ニッケルなど、多岐にわたる鋼材の切削加工をしている。こうした難削材といわれる鋼材の加工データを蓄積したベータチタニウムの切削加工技術は、世界的に高品質な工業製品や民生品を担う製造装置にも生かされている。

ベータチタニウム

 

転造加工 ーForm Rollingー
精密研磨された転造ダイスによって、加圧・回転させネジ部を形成する工法。機械制御ではなく熟練の転造職人の「腕」によって精度やねじ山の強度が掛かっているために簡単にはできない。 刃物で切削する切削ネジと異なり組織を分断することがないため、ネジ部の再現性に優れ品質が安定する。また切削ネジに対し150〜200%の耐久性があると言われている。産業機器の繰り返し外力がかかる部分などには、絶大な信頼を得ている。

 

ベータチタニウム ラインナップ

ベータチタニウムのボルトは日本の螺旋職人が1本1本に魂を込めて手作りしている。
ボルトとしては高価かもしれないが、それは材料から拘り、鍛造材に拘り、転造に拘り、品質に拘っているからと言える。

ベータチタニウム

テーパーキャップM5×15mm 1,199円(シルバー) / 1,419円(陽極酸化処理)

 

ベータチタニウム

テーパーキャップM5×20mm 1,375円(シルバー) / 1,595円(陽極酸化処理)

 

ベータチタニウム

ストレートキャップM5×15mm 1,199円(シルバー) / 1,419円(陽極酸化処理)

 

ベータチタニウム

ストレートキャップM5×20mm 1,375円(シルバー) / 1,595円(陽極酸化処理)

 

ベータチタニウム

低頭ストレートキャップM5×15mm 1,969円(シルバー) / 2,189円(陽極酸化処理)

 

ベータチタニウム

ストレートキャップM6×30mm 2,981円(シルバー) / 3,201円(陽極酸化処理)

 

ベータチタニウム

サラキャップ M6×30mm 2,981円(シルバー) / 3,201円(陽極酸化処理)

 

 

*ベータチタニウムは2022年シーズンよりSparkle Oita Racing Teamをサポートしています。

βチタニウム(日本特殊螺旋工業株式会社)
http://www.b-titanium.com/ti-6al-4v/