【ピレリ】ツール・ド・フランス2023 ピックアップ戦いを彩った機材たち

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Presented by KAWASHIMA CYCLE SUPPLY

ロードレースの主役が選手たちであることは間違いない。だが、その走りを支えるのはバイクやパーツなどの機材だ。ここでは21ステージのレースを選手と共に戦い抜いたピレリのタイヤ「Pゼロレース」をクローズアップしながら、ツール・ド・フランス2023の象徴的な場面を振り返る。

 

ツール・ド・フランス2023のチッコーネ

 

BRAND INFO

1872年にイタリアで創業した世界有数のタイヤメーカー。F1をはじめモータースポーツへのタイヤ供給で名をはせ、2017年にロードバイク用タイヤ「Pゼロヴェロ」で自転車用タイヤに再参入した。

 

山岳賞を足元から支えた高性能タイヤ

Pゼロレース

P ZERO RACE
Pゼロレース
価格/1万1880円(カラーエディション)、1万1000円(ノーマル)

Spec
サイズ/26C、28C、30C(ノーマルのみ)
重量/205g(26C)、225g(28C)、245g(30C)
カラー/イエローラベル、ホワイトラベル、レッドラベル(カラーエディション他全10色)、ブラック、クラシック(ノーマル)

リドル・トレックは今大会、ほとんどのステージでピレリのレーシングタイヤ、PゼロレースのクリンチャーモデルとTPU製軽量チューブであるPゼロスマーチューブの組み合わせでレースに臨んだ。
同チームでは今大会、山岳賞のマイヨ・ア・ポアを獲得したジュリオ・チッコーネの活躍が際立った。チッコーネは3つの1級山岳と超級山岳を越える第14ステージ、翌日も3つの1級山岳のある第15ステージで山岳賞ポイントを荒稼ぎし、山岳賞争いのトップに立つと、その後は一度もジャージを奪われることなくパリまでマイヨ・ア・ポアを守り抜いた。
Pゼロレースに採用されるスマートエボコンパウンドは、グリップと転がりの軽さを高いレベルで両立。超級山岳の上りを軽快に駆け抜け、長くテクニカルな下りでも安定した走りを可能にし、チッコーネの山岳賞獲得を足元から支えた。

 

Pゼロレース

Pゼロレースは、3つのポリマーを配合した新開発のスマートコンパウンドを採用し、転がり抵抗の少なさとグリップを高い次元で両立。写真はカラーエディション「イエロー」モデル

Pゼロスマーチューブ

TPU製で軽量なPゼロスマーチューブ。タイヤ幅23~32mmに対応し、重量は僅か35g。ホイールの外周を劇的に軽くし、加速時や登坂時には大きなメリットになる

 

 

PゼロレースTLRスピードコア PゼロレースTLRスピードコア

P ZERO RACE TLR SPEEDCORE
PゼロレースTLRスピードコア
価格/1万3000円

Spec
サイズ/26C、28C、30C、32C、35C
重量/205g(26C)、225g(28C)、245g(30C)
カラー/ブラック、クラシックエディション

P ZERO RACEの最新チューブレスレディバージョンであるP ZERO RACE TLR SPEEDCOREは、ドライ・ウェットとも高いグリップ力を発揮するスマートエボコンパウンドをトレッドに採用し、転がり抵抗の低減も果たしたチューブレスレディタイヤ。しなやかで気密性に優れるスピードコアカーカスを、軽量な120tpiのナイロンケーシングレーシングとアラミド製の耐パンクブレーカーで覆い、しなやかな乗り味と高い耐パンク性能も実現している。

 

 

PゼロレースTT

P ZERO RACE TT
PゼロレースTT
価格/1万1000円

Spec
サイズ/26C、28C
重量/170g(26C)、190g(28C)

タイムトライアルやヒルクライムなど特定のシーンで最高のパフォーマンスを発揮するために開発されたタイヤ。スマートエボコンパウンドに軽量で反応性の良いナイロン120tpiのチューブタイプケーシングを組み合わせ、トレッドの下に耐パンクブレーカーを持たない専用の構造を採用。スタンダードモデルと比較して5%の軽量化を果たしている。