【レイザー】ツール・ド・フランス2023 ピックアップ戦いを彩った機材たち
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ロードレースの主役が選手たちであることは間違いない。だが、その走りを支えるのはバイクやパーツなどの機材だ。ここでは21ステージのレースを選手と共に戦い抜いたレイザーのヘルメット「ジェネシス」をクローズアップしながら、ツール・ド・フランス2023の象徴的な場面を振り返る。
BRAND INFO
ベルギーのフランドル地方で1919年に創業し、100年以上の歴史を持つブランド。現在はロードバイクやトレイルライド、タウンユース向けなどすべてベルギーで設計されたさまざまなヘルメットを世界50か国以上で販売する。
軽量性と通気性を兼ね備え、頂点へ
Genesis AF
ジェネシス AF
価格/3万1460円
Spec
サイズ/S、M、L
カラー/コズミックベリー、グロスチタニウム、アイスグレー、ホワイトブラック、ブラック
ツール・ド・フランス2023では、ユンボ・ヴィスマのヨナス・ヴィンゲゴーが2年連続の個人総合優勝に輝いた。彼は今大会、第6ステージで早くもマイヨ・ジョーヌを獲得すると、山岳ステージで冷静沈着にライバルとの差をキープ。第16ステージの個人タイムトライアルでは決定的なリードを奪い、個人総合リーダーの座を最終日まで守り切った。
ヴィンゲゴーを擁するユンボ・ヴィスマは、レイザーからヘルメットのサポートを受けている。彼は主に山岳ステージで軽さと通気性に優れたジェネシスを使用。Sサイズで190gという軽さに加え、ヘルメットをかぶらないときよりも頭部のエアフローを8%向上させる通気性の高さによって、ストレスフリーのかぶり心地を実現する。過酷なレースシーンではこうしたマージナルゲインの積み重ねが勝利をたぐり寄せることにつながる。
Vento KinetiCore AF
ヴェント キネティコア AF
価格/3万5090円
Spec
サイズ/S、M、L
カラー/マットホワイト、マットホワイト、レッド
重量や快適性を損なわず空気抵抗を減らすことを目指してプロライダーと共同開発。従来のモデルと比べて空気抵抗が2.3%、通気性能が5.4%も改善した。車のクラッシャブルゾーンにヒントを得た安全機構・キネティコアを採用し、直接衝撃と回転衝撃の両方に対し高い安全性能を誇る。アジアンフィットを採用し、優れたフィット感も兼ね備えている。