MTBで便利なボッシュの電動ポンプ＆洗浄機

2023.10.04
その他

text 大宅宏幸（サイクルスポーツ編集部）
photo 鈴木英之/山内潤也

Presented by Bosch

MTB（マウンテンバイク）の走行前の空気圧管理や走行後のメンテナンスに役立つ、ボッシュの電動ポンプ2種類とポータブル洗浄機を紹介しよう。プロMTBライダーによるインプレッションもお届けする。

EasyPump〜携帯性に優れた小型電動ポンプ

価格：1万2540円　本体サイズ：49mm×215mm×106mm　参考重量：430g

仏式・米式の両方に対応したコンパクトなコードレス電動ポンプ。デジタル空気圧計の機能も併せ持ち、psi・bar・kpaから好みの単位を選び、指定の空気圧まで空気を充填できる。指定まで達すると自動で充填が止まる方式だ。給電口はUSBタイプCなので、スマホ等のケーブルと兼用もでき、便利。ライトも装備され、暗所での作業性も良い。

使用インプレッション〜フロアポンプと空気圧計が不要になる

Bosch EasyPumpをインプレッション

試しに29×2.3″のタイヤを空気ゼロの状態から充填したところ、ちょうど2分で完了した。この小型サイズながら優秀なタイムだと思う。また、充填後に別の高性能なデジタル空気圧計で計り直したところ、その数値とコンマ1しか違わず、正確性も高いことが分かる。さらに、バッテリー残量はそれで1目盛も減らなかった。フロアポンプと空気圧計の機能を兼ねられるので、ライドに出かけるとき車にイージーポンプ1つ積めばOKとなり、省スペース化ができるのはでかい！

UPUMP 118H〜急速充填可能でハンディな電動ポンプ

価格：1万2540円　本体サイズ：205mm×235mm×75mm　参考重量：1.1kg　※バッテリーは別売

毎分30リットルの高い吐出量でスピーディーな充填を可能にするコードレス電動ポンプ。それでいて片手で楽々持てるサイズ感だ。もちろん仏式と米式のどちらにも対応し、本体中央には見やすいアナログゲージを備えている。バッテリー交換式なので、バッテリーを交換しての作業が可能なうえ、さらにこのバッテリーは他のボッシュ製品と共用できる。

使用インプレッション〜すごい速さでタイヤ装着の作業に便利！

UPUMP 118Hをインプレッション

29×2.3″のタイヤを空気ゼロの状態から充填するのにかかった時間は、わずか30秒！エアコンプレッサーに準じる速度をこのハンディさで出せるのは驚きだ。タイヤに空気を入れる作業はもちろん、この速度からタイヤ装着時にブースターへ空気を充填する作業に向いている。フロアポンプだとかなり骨が折れる作業だが、これなら何本でも楽にいける。空気圧の“調整”はイージーポンプで、“大量の充填”は UPUMP 118Hで、という使い分けをすると便利だろう。

FONTUS 218〜水道につないでも使えるコードレス洗浄機

価格：5万6210円、4万6860円（バッテリーなし ※商品名:FONTUS 218H）　本体サイズ：645mm×395mm×320mm　参考重量：7.5kg(バッテリー含む)

電源・水源なしで使える洗浄機。交換可能なバッテリー駆動式で（UPUMP 118Hと共通のバッテリー）、内部は15リットルのタンクになっており、水を溜めておいて出先で洗浄作業ができる。出力は3段階で選べ、付属のスプレーガンは4種類の噴霧モードを持つ。キャリーハンドルと車輪も備え、転がして移動も容易。さらに、水道ホースにつないで使用することも可能だ。ホースを含め全ての備品は本体に収納できる。

FONTUS 218をインプレッション〜微調整が効きMTBの洗車にかなり向く！

Bosch FONTUS 218をインプレッション

出力の調整ができ噴霧形状が豊富に選べることから、最初に付着した土を勢いのあるモードで飛ばし、洗剤を使った洗浄の後にシャワーモードを使う、といった細かい使い分けができる。また水圧を低くすれば、リヤサスのリンケージ部分に水が過度に浸入しないように汚れを落とすこともできる。そうしたことができるので、クオリティの高いMTBに向いた車が可能になるのが最大のメリットだ。出先で使えるのはもちろん、自宅における洗車でもどんどん使いたい。