【東海サイクリング】奥三河の廃線跡と四谷の千枚田withジェイミス
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発売中のサイクルスポーツ特別編集「東海サイクリング」は、自転車通勤など普段使いの先にあるサイクリングの楽しみを、東海3県(愛知県、岐阜県、三重県)を舞台に紹介するガイドブックだ。紹介するルートは全29。県ごとの地域性や文化を実感でき、海、川、街、峠、鉄道など多様なテーマを楽しめるルートを設定。日常の少し先にあるサイクリングへ誘う。
そんな1冊から、三河の里山に通っていた鉄道の痕跡をたどるサイクリングで使用した、ジェイミスのグラベルバイク「レネゲードS4」を紹介。
ルートは、愛知県新城市と設楽町を結ぶ県道32号を往路に、国道257号を復路に利用する。平日はダム工事の車両が多く、休日はオートバイ乗りが途切れず少しうるさいが、鉄道跡の細道に入ればどこまでも静かでのどか。戦国時代にも想いをめぐらす小旅行へ。
*「東海サイクリング」は全国の書店、Amazonなどで販売しています。
中盤までは険しいが終盤は快走
距離68km
前半は上り基調。胸を突く激坂は現れないが、四谷の千枚田と仏坂トンネルを抜けるまでは時間がかかる。下り基調の後半はペースが自然と上がるので、あせらず淡々と進んでいこう。相応に距離があるので、なるべく早い時間に走り出したい。輪行なら周回ルートにせず、明智駅へ抜けるのもいい。
アドベンチャーバイクの最新バージョン
JAMIS
RENEGADE S4
価格●19万2500円
問●ジェイミスジャパン
盛り上がりを見せるグラベルライドのパイオニア
あらゆる路面を走りぬけ、乗り手が思い描く旅を実現してくれる心強い相棒、それがジェイミスのレネゲードだ。人気が高まるグラベルバイクのパイオニアであり、そのミドルグレードであるSシリーズは、フレーム素材にクロモリ(強度を高めたスチール)を採用したタフさを身上とし、多くのサイクリストに選ばれてきた。最新バージョンのS4は、フレームの角度寸法をリファインしつつ新設計のカーボンフォークを採用。エンドの差し替えによって車軸位置を変更でき、乗り味を調整できるようになった。3ボトルや前後キャリアの装着に対応するアイレットをフレーム各部に設け、あらゆるバッグシステムに対応することができるのも大きな魅力だ。