都営バスのサイクルバス出発式が開催

2024年3月16日(土)から始まる都営バスのサイクルバスの実証運行を前に、その出発式が青梅市の吉川英治記念館で行われた。

東京都サイクルバス出発式

出発式にはお笑い芸人の団長安田さんも出席した。自身のロードバイクを実際にバスに載せ、「めっちゃ便利よ。サイクルラックって結構難しいものもあるんですけど、かなり簡単に載せられる」と感想を述べた。

都営サイクルバスのラック

サイクルラックはスポーツワークスの「ベロポーター2」。自転車を2台載せることができる

自転車積載の実演

自転車を載せる団長安田さん。まずはラックのレバーを引いて前に倒す

自転車積載の実演

レールにタイヤを合わせて自転車を置く

自転車積載の実演

レバーを引き出し前輪の上部に固定して終了

また、サイクルバスそのものについては、「自転車に乗るのに何で違う乗り物に乗らにゃあかんのやって思うかも分からないですけど、自転車って街中とかクルマの多いところとか信号があるところって楽しくないわけではないんですけど、やっぱり大自然の田舎の方でのんびり乗りたい。スピードを出すにしても田舎の方がやっぱり楽しいので、そういうところまでこのバスは連れていってくれて、快適なところだけ乗るのはサイクリストにとっては有意義な時間」と話した。

サイクルバス出発

実際にバスに乗り込んで出発した

東京都サイクルバス

実証運行は梅01系統の青梅駅から御嶽駅の間で土日に行われる。東京都の担当者は、「自転車の特徴とバスの特徴を両方生かして青梅、奥多摩の観光を楽しんでいただくというコンセプトでやっております。まずは実証運行なので、走らせて実際にお使いいただいて、まわりのお客様の声も聞きながら色んなことを検証していきたいと思ってます」と話した。今後の展開については検証の結果を見てからということだが、多くの地域に広がることを期待したい。

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サイクルバスの後部

サイクルバスの後部には「追い越し注意」の文字がある