ロードバイクのグレードアップ どのパーツから交換するのが効果的?
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自転車協会が運営するウェブサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」では、さまざまなスポーツ用自転車を楽しむのに役立つ各種情報を、幅広く掲載しています。自転車のカスタマイズや、もしもの時のトラブル対応など、「機材」としての自転車への知識が増すおすすめコラムを、最新記事より紹介します。
自転車カスタムに挑戦しよう
さまざまなパーツで形成されているロードバイクは、パーツをワンランク上のものに交換することで、性能アップを図ることができます。購入時に比較的安価なエントリー〜ミドルグレード完成車であれば、グレードアップの余地は随所にあるはず。購入後しばらくしてロードバイクの走りに慣れてきたら、徐々にバイクをカスタムして、走りの質をさらに上げたくなるかもしれません。
ではその際に、どのパーツを変えるのが最も効果を得られるのでしょうか? カスタム初心者向けに「変えるべきパーツ」のおすすめの順番を、自転車ライター・安井行生さんに聞いてみました。
▽自転車のカスタム特集<1>
新車で購入したロードバイクをグレードアップするには? おすすめのパーツの順番
侮れないメカトラ「リヤディレイラーの曲がり」
ライド中のトラブルで最も避けたいのは、「全く走行不能」になるパターンです。この状態になると家族や友人にクルマで迎えに来てもらうか、ロードサービスを呼ぶか、はたまた大枚をはたいてタクシーで帰るかなどするしかありません。もし自宅から数十km以上離れた山奥でソロライドだったら? さらに遠く離れた土地に旅行した際のライドだったら? とにかく絶望的なシチュエーションであることは間違いないでしょう。
絶望的な機材破壊を起こしかねない要因として、気を付けたいのが「リヤディレイラーの曲がり」です。落車や、そうでなくても休憩時にパタンと自転車を倒してしまった際に、意外と簡単に曲がってしまうことがあります。
軽く車輪を回してみて問題が無さそうでも、もしリヤディレイラーが曲がってまま走り出してしまうと、最悪の場合はディレイラーが車輪に巻き込まれ、ディレイラーがもぎ取れると同時にホイールとフレームも破損する、という“悪夢のトリプルコンボ”を起こす場合があります。
コラム『もしものときの自転車トラブル対応策』の最新記事「ライド中にディレイラーが曲がった!こんなときどうする?」では、ディレイラー曲がりがなぜ起きてどのような状態になるのか、曲がったときの応急処置を含めて解説します。
クロスバイクってロードバイク化できるの?
軽快車からクロスバイクに乗り換えたとき、その軽快な走りに驚いたという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。クロスバイクから さらに高性能なスポーツ用自転車に乗ってみたいと思ったとき、「クロスバイクのパーツを交換してロードバイクにできないか」と考える人も少なくないようです。
一般的なクロスバイクとロードバイクは同じ700Cのホイールが使われており、見た目上の違いはタイヤの太さと、ハンドルがフラットバーかドロップハンドルかくらいに見えるかもしれません。
ただ実際は、そう簡単にいかないようです。自転車のカスタム特集で、詳しく解説します。
▽自転車のカスタム特集<2>
クロスバイクをロードバイク化できる?
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