榛名山、富士スバルラインなど国内主要コースの対策にも使える! バーチャルサイクリングアプリ WhiizU(ウィズユー)
台湾発の新たなバーチャルサイクリングアプリケーション、WhiizU(ウィズユー)が国内で始動した。一部コースは実写画面を見ながら走ることができるため、大会の対策や試走代わりとしてもうってつけだ。MIZUさんをモデルに その特長などを紹介していこう。
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_MIZU.jpg)
モデル MIZUさん
サイクリングだけでなくランニング、登山や乗馬、スポーツ観戦などあらゆる趣味を持つMIZUさん。インドアサイクリングは毎日行っているという。今年、世界一タフなレースとも言われているウルトラマン・トライアスロンに挑戦するとのこと。
台湾のサイクリングアプリWhiizUが日本でも始動!
スマートトレーナーが普及してきたことにより、花粉が辛い今の時期でも、これから迎える梅雨の時期でもインドアでサイクリングが楽しめるようになった。
そんなインドアサイクリングの新たなお供となるサイクリングアプリケーション、WhiizU(ウィズユー)がいよいよ日本でも始動を迎えた。
WhiizUは、2017年に台湾で生まれ、現在では台湾を中心に世界中のサイクリストが使用しているバーチャルサイクリングアプリケーションだ。なお、台湾国内でのeスポーツイベントではこのWhiizUが採用されている。
![WhiizU追加](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_taiwan.jpeg)
台湾でのeスポーツイベントの様子
大きな特長としては、
・実写のコースと3Dのコースを両方楽しめる
・実写コースも3Dコースも、GPSデータから勾配変化の負荷を忠実に再現
・完全日本語表記
の3点が挙げられる。
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_shimanami.png)
しまなみ海道の実写コース。左下には現在の勾配、右下にはパワーやケイデンスなどが表示される
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_utsunomiya.png)
ジャパンカップサイクルロードレースが行われている宇都宮のコースも3Dコースとして再現
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_taiwan.png)
台湾の3Dコースも充実。九份の町並みの中を走れるコースも
特に、実際のコースの風景の中を走れる実写コース(WhiizUではビデオルートと表記)は、なかなか遠出ができないという人でも走ってみたかったコースの擬似体験が可能だ。3DCGでモデリングされた自身のアバターが実際の風景に溶け込んで走る姿によって、より深い没入感を得られる。
ちなみにMIZUさんのアバターは全身黄色。「黄色が好きなので、頭からつま先まで全部黄色にしちゃいました。操作も簡単で、これならすぐに始められますね」とMIZUさん。
実際にWhiizUで榛名山ヒルクライムのコースを走ったMIZUさんは、
「私は群馬県出身で、実際にハルヒルのコースを走ったことがあるんですが、この区間はキツかったなと覚えているところで勾配変化がしっかり再現されている感覚がありました。これは大会前の練習にすごく良さそうです! また、実写コースでも自分のアバターが違和感なく走行ラインを取って走っているのも入り込めていい感じです」と話した。
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_rainbow.png)
レインボーブリッジライドコースで東京ゲートブリッジを渡る風景
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_fuji.png)
富士山を望みながら走れる富士裾野ビクトリーロード
現時点で実写でのビデオルートは、イタリアの数コースのほか国内では、
・アップルライン奥久慈里山ヒルクライムルート
・富士裾野ビクトリーロード
・つくばりんりんロード
・榛名山ヒルクライム
・しまなみ海道
・レインボーブリッジライドコース
が用意されている。
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_start.png)
実際の勾配変化が厳しいという人には、50%に負荷を軽減できる選択肢も
今後、国内の人気大会でも使われている富士スバルラインのコースや乗鞍ヒルクライムのコースなどもリリース予定とのこと。
コースをしっかり覚えてから実際の大会に挑みたいという人にとっても、遠方で頻繁に試走に行くのは難しいという人にとっても、WhiizUを使えば、自宅で大会の対策が可能となる。
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_tablet.jpg)
タブレットやスマホなどでももちろん使用可能
WhiizUを使用するのに必要なものは、スマートトレーナー(あるいは通常のローラーとパワーメーターなど各種センサー)とiOS、Androidのスマホやタブレット、Windowsのノートパソコンなどの2点のみ。スマートトレーナーは、エリート、ワフー、エクスプローバなどあらゆるメーカーに対応している。
操作も感覚的に行うことができる。スマートトレーナーとの接続であればメーカーを選択してから、お持ちのスマートトレーナーをクリックするだけ。スマートトレーナーを持っていなくても手持ちのパワーメーターやスピードセンサー、ケイデンスセンサー、心拍センサーとの接続も可能だ。
アバターの装いや自転車も変更することができ、走れば走るほどその選択肢は増える。
![WhiizU(ウィズユー)始動](https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/04/WhiizU_ride.jpg)
サイクリングだけでなく、トレーニングやグループライドにも使える
トレーニング機能やFTP計測機能に加え、友人と時間を合わせてWhiizU内でグループライドもできる。走った後には、FITファイル形式での出力、ないしStrava(ストラバ)とも連携が可能だ。走った結果をStravaに共有して楽しむのも良いだろう。
今後は、月1ペースにてYouTubeの中継と組み合わせたWhiizU内でのバーチャルレースイベントを開催予定。アプリケーションは月額1500円で全機能が使用可能となる。
新たなサイクリングアプリケーションWhiizUで、さらにインドアサイクリングを充実してみてはいかが?
ダウンロードは、こちらから
https://www.whiizu.com/