ZwiftのWATOPIAにライド中にFTPを測定できるヒルクライム区間「The Grade」が登場
世界中で利用されているオンラインフィットネスプラットフォーム Zwift(ズイフト)の人気エリア、Watopiaの最新拡張マップが、6月11日から13日までの3日間にわたって段階的にリリースされるZwiftの最新バージョンで利用可能になる。
今回の拡張マップは上りがメインで、Watopiaの南海岸の西側に「The Grade」と呼ばれる新しいヒルクライム区間が開通し、Ciudad de La CumbreからEpic KOMの南側斜面にアクセスできるようになる。
The Gradeは、上りの実力を試すのに最適なコース。直線の上りが続く最初のセクションは最も勾配がきつく、まさに重力との戦いだ。
急勾配を上る路面電車を追いかけ、野生動物たちに励まされながら上りの中間地点に到達すると、交差点に差し掛かる。この交差点を曲がって海岸まで引き返すか、直進してさらにヒルクライムを続けるか、選択することができる。ここで離脱せずに交差点を直進すると、Epic KOMの南側斜面を登るスイッチバックが始まる。
英単語の「grade」には「勾配」「成績」「評価する」といった複数の意味があり、どれも The Gradeの役割を反映している。The Gradeを上り切ってフィニッシュラインを通過すると、ライド中に測定された機能的作業しきい値パワー(FTP)の結果が表示される。
従来のFTPテストは、多くのサイクリストにとって利用しづらく、ワークアウトとして完了するのが困難であった。Watopiaの南海岸の地形を利用してFTPを測定することで、この問題を解決。The GradeのFTP テストでは、ライド中に平均ワット数をリアルタイムで確認できるので、ペース配分に注意しながら最後まで走り切ることができる。Alpe du Zwiftと同様のHUDでは、10に分かれた各セグメントのタイムも確認できる。
新しいFTPテストは、Zwiftで実施された700,000以上のFTP テストの結果をもとに作成されたもので、クリティカルパワーカーブとすり合わせてこのデータセットを分析し、8分以上の継続的なエフォートからFTPを計算できるシステムを構築した。
Zwifterが自己ベストを更新すると、道路脇の掲示板に新しいFTPが表示され、お祝いの紙吹雪が舞い、アクティビティ終了時にFTPの更新を通知するメッセージが表示される。FTP が更新されるのは自己ベストを更新したときのみ。上りの頂上に達すると毎回スコアが表示される。
この最新拡張マップでは 8 つのフリーライドルートが追加され、各ルートを完走するとルートバッジを獲得できる。新しいルートをマイリストに追加して、ルートバッジを集めよう。イベントのみで利用可能なZRacing ルートも新たに 2 つ追加される。
フリーライドルート:
Oh Hill No: 距離 7.88km、獲得標高 306m – The Grade への直行ルート
Coastal Crown Loop: 距離 15.06km、獲得標高 184.97m
Glyph Heights: 距離 33.37km、獲得標高 537.54m
Mayan Mash: 距離 34.62km、獲得標高 754.97m
Tide and Temples: 距離 36.47km、獲得標高 459.58m
Peak Performance: 距離 45.82km、獲得標高 725.6m
Snowman: 距離 44.04km、獲得標高 578.46m
Elevation Evaluation: 距離 24.6km、獲得標高 1493m
ZRacing イベント限定ルート:
Mayan San Remo: 距離 21.09km、獲得標高 216.9m
Itza Climb Finish: 距離 30.09km、獲得標高 290m
Watopiaの最新ルートは、6月11日より段階的にリリースされるZwiftの最新バージョン1.67で利用可能になる。最新ルートをフリーライドやMeetupで利用するには、レベル10に達している必要がある。Watopiaの最新拡張マップ内で開催されるマンスリーミッションやクラブイベントに参加する場合、達成レベルによるアクセス制限は適用されない。
Zwiftの最新拡張マップ「The Grade」について
www.zwift.com/watopia-expansion
Zwift (ズイフト)
利用料:2400円/年額2万4000円
対応OS:ウィンドウズ、マックOS、iOS、アップルTV、アンドロイド
ダウンロード:http://zwift.com/ja またはiチューンズストア、グーグルプレイから