ダホン&ターンのカスタムバイクコンテスト開催

“これまでにないカスタム”をテーマにした「C-1コンテスト」が開催中だ。ダホンおよびターンという折りたたみ・小径車の二大ブランドを対象としたもので、全国のプロショップがカスタマイズの技を披露。投票によるリスペクト賞・オーディエンス賞が用意される。さらに、弊社の最新ムック「折りたたみ自転車で旅に出る」の刊行に合わせ、同名のメディア賞も決定。ここでエントリー全16台を紹介する。

ダホン&ターンのカスタムバイクコンテスト

世界最大の折りたたみ自転車ブランドである「ダホン」と、ハイセンスなアーバンバイクを提案する「ターン」。両ブランドを取り扱う正規販売代理店による、カスタムバイクの競演「C-1コンテスト」が開催中だ。

エントリーされたカスタムバイクは全16台。手がけたのは折りたたみ自転車・小径車に関して抜群の腕を誇る人気店ばかりで、カスタマイズのお手本といえる傑作・力作が勢揃いした。まずは、9月17・18日に都内で開催されたアキボウ(ダホン・ターンの国内代理店)の展示会で披露され、来場者の大きな注目を集めた。ここでの販売代理店による投票で決まるのが「リスペクト賞」。さらに、一般の人からのダホン・ターンの公式X(旧Twitter)での投票と、イベント「アウトドアデイジャパン神戸2024」(9月28、29日開催)DAHON/Tern出展ブースでの投票によって決まる「オーディエンス賞」が用意される。

また、八重洲出版からはメディア賞として「折りたたみ自転車で旅に出る」賞を用意。同名の最新ムックにふさわしい装いの一台を選ばせていただいた。

「折りたたみ自転車で旅に出る」賞
●Horize Disc×ファーム

ダホンの20インチ折りたたみモデルであるHorize Discを、岡山県のプロショップ・ファームがカスタマイズ。Horize Discのアウトドア感あふれるスタイルを活かしながら、シルバーパーツやブルックスのサドルを組み込んで「大人カッコいい感じ」に仕上げている。よりワイドなギヤ比を実現した駆動系パーツと万能タイヤであるシュワルベ・ビリーボンカーズの採用もポイント。「道具にこだわるアウトドア好きな大人」をターゲットにしたカスタマイズだ。

Horize Disc×ファーム Horize Disc×ファーム Horize Disc×ファーム Horize Disc×ファーム Horize Disc×ファーム

●Speed Falco×ローロサイクルワークス

クロモリフレームの定番モデルSpeed Falcoを、大阪のローロサイクルワークスがカスタマイズ。ベースは8スピードだが、あえてシングルの固定ギヤに。「シンプルさとラグジュアリー感を追求しつつ、一生涯の相棒になるような頑丈さを演出」というコンセプト。体力に自信がある若い乗り手に向けた新鮮なスタイルだ。

Speed Falco×ローロサイクルワークス

●D-Zero×ミヤジマ石油

ダホン創業当時のモデルをベースにしたD-Zeroをベースに、静岡県のミヤジマ石油がカスタマイズ。ハンドル周りとサドル、ペダルなどをクラシカルに装いつつ、コンポーネントをグレードアップして走行性能も底上げ。「オールド・ダホン」の魅力を際立たせている一台だ。

D-Zero×ミヤジマ石油

●D-Zero×ムーブ バイシクルズ

こちらのベースもD-Zero。兵庫県のムーブ バイシクルズが、オールド・ダホンへのリスペクトを込めてカスタマイズ。ブルックスのレザーサドルでヴィンテージ感を演出しながら、ニットーのリアキャリアとバッグの装着によって現代的な実用性も高めている。カッコいい自転車作りに長けたムーブ バイシクルズらしく、自転車を「愛でる」という楽しみ方を提案する。

D-Zero×ムーブ バイシクルズ

●D-Zero×Y’s Road 上野本館

Y’s Road 上野本館がカスタマイズしたD-Zeroは、正統派クラシックスタイル。ランドナー然としたフーデットレバーを装着したドロップハンドルにバーエンドコントローラーを採用しつつ、シルバー系のパーツを増やして統一感を演出。「自転車の世界観をファッション感覚で楽しむ」という人に向けたカスタマイズだ。

D-Zero×Y’s Road 上野本館

●Verge P10×LORO世田谷店

ターンを代表するスポーツ折りたたみモデルVergeの上位モデルを、LORO世田谷店がカスタマイズ。純正のオプションパーツを駆使しながら、複数のバッグを搭載することでフードデリバリーという用途に特化させている。エナジードリンクをモチーフにしたカラーコーディネイトも見どころ。

Verge P10×LORO世田谷店

●Verge P10×LORO横浜店

「GO WILD」をテーマとして、Verge P10をLORO横浜店がカスタマイズ。2インチのワイドタイヤとニットーのライザーバー、そして前後のパニアバッグによってテーマどおりの野生味があふれる仕上がりに。Vergeが秘めた拡張性を思い切り引き出した一台だ。

Verge P10×LORO横浜店

●Verge P10×和田サイクル

東京の伝説的な名店、和田サイクルがVerge P10をセミグラベルバイクへとカスタマイズ。オリジナルの451サイズのタイヤをインチダウンしつつワイド化して走破性を底上げ。バックスイープしたメトロポイントハンドルは、体格を問わずに快適な走行を味わわせてくれる。小さなフロントギヤによって坂道も苦にならない仕様だ。

Verge P10×和田サイクル

●AMP F1×カルマックスタジマ

小径ストリートバイクであるAMP F1を東京のカルマックスタジマがカスタマイズ。オールドスクールBMXのテイストをテーマとし、フレームカラーに合わせて前後カラー違いのタイヤを装着。そこにアップライトハンドルと大型のバスケットを追加。逆スローピングのフレーム形状を活かした個性的な一台に仕上がっている。

AMP F1×カルマックスタジマ

●AMP F1×じてんしゃひろば遊

「酒屋に嫁いだ悦子(19歳)が全力で配達に行く」というテーマで、愛知県のじてんしゃひろば遊がAMP F1をカスタマイズ。前後に備えた大型ラックが不思議と調和している働く自転車仕様だ。MTB用のデュアルレバーを採用するなど、細部はどこまでもマニアック。

AMP F1×じてんしゃひろば遊

●AMP F1×橋輪

AMP F1を千葉県の橋輪がカスタマイズ。JP INDUSTRYのワイドリムホイールを採用し、見た目の印象をガラリと変えている。標準のメカニカルディスクブレーキは、MTBで話題の新ブレーキLEWISによって油圧にバージョンアップ。「ストリートシーンで見せびらかして欲しい」という一台だ。

AMP F1×橋輪

●AMP F1×ベストスポーツ

BMXライクなAMP F1を、本格的なグラベルバイクに変身させたのは東京のベストスポーツ。ロード用コンポーネントに換装して走りの実力を大幅に底上げしつつ、ホワイトサイドのタイヤなど見た目にもカッコいいパーツをアッセンブル。他にはない一台に仕上がっている。

AMP F1×ベストスポーツ

●AMP F1×LORO福岡店

ペットを愛する人に向けてLORO福岡店がカスタマイズ。ペットが常に視界に入るよう、屋根付きのペットシートを装着。さらにお散歩グッズを積めるように、リアにはパニアバッグも追加。タイヤはファットなシュワルベ・スーパーモトを採用しており、荷物を積んだ状態でも安定した走りが楽しめる。

AMP F1×LORO福岡店

●CREST×Velostyle TICKET

端正なホリゾンタルフレームを採用したCRESTを、東京のVelostyle TICKETがカスタマイズ。「やりすぎないカスタムで高級感」をテーマに、サドル、フェンダー、ライトなどのセレクトで上質な統一感を演出。洗練されたデイリーユースバイクだ。

CREST×Velostyle TICKET

●CREST×Velo Life UNPEU

「純正のリミテッドモデルのようなカスタム」をテーマに、大阪のVelo Life UNPEUが仕上げた一台。標準のブラックパーツをシルバーに変更しつつ、アウターワイヤーの差し色で華やかさも添えた特別な一台。

CREST×Velo Life UNPEU

●SURGE×FLAME bike

スタイリッシュな小径ロードバイクのSURGEを、東京のFLAME bikeがカスタマイズ。アルミフレームを鏡面のポリッシュ仕上げにすることで、他にはないゴージャスな一台に。フレームに合わせたパーツ選択と、虹色に輝くターンのロゴマークも見応えあり。

SURGE×FLAME bike

 

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