モンベルで、自転車キャンプを始めよう!テントからバイクパッキングまでラインナップが充実
目次
日本発のアウトドアブランドのモンベルには大自然の中を旅するためのギアが勢ぞろい!キャンプ道具に自転車まで多彩な選択肢の中から、ここでは軽快&身軽な超軽量「U.L.」バイクパッキングと、快適重視のロングツーリングの、二つのスタイルを大紹介。
サイクルスポーツ・エリグチ
ロードバイクでのファストツーリングから、グラベルバイクでのちょっとアドベンチャーな探索ライドまで、様々なアウトドアを実践しながら遊んでいるサイクルスポーツ編集部員
Style①「Ultra Light(ウルトラライト)」で超軽量のキャンプ装備でヒルクライムも快走!
自転車で走った先に見つけたスポットで、そのまま素敵な一夜を過ごすことができれば、どんなに気持ちが良いだろう。そんな願いをかなえてくれるのが「自転車キャンプ」だ。昨今ではミニマムな「ウルトラライト(U.L.)」のギアの人気と共に、バイクにバッグを直接マウントする「バイクパッキング」も主流に。それらを組み合わせることで、軽快なライドと快適なステイの両立が実現する。
そして、そんなアイテムをワンストップで選ぶことができるのがモンベルだ。信頼と実績のある山道具を送り出す同社の、軽量&コンパクトなギアたちは、そのまま自転車でも大活躍。日本人体型へのフィットや国内フィールドにおける快適さを重視するブランドだからこそ、ハイスペックなロードバイクから世界の旅人も御用達のツーリングバイク、さらにバッグ類まで充実のラインナップ。自分にぴったりのスタイルを選ぶことができるのだ。
まずここで紹介するのは、バイクパッキングスタイル。サイクリストにとっても気になるのが、野外での衣・食・住のうち、荷室の多くを占める「住」の部分。ここでは、軽量かつ携行性に優れるシェルターに、寝袋とエアマットを組み合わせた。薄くて小さ過ぎる!なんて侮るなかれ。一度室内に入って寝転んでみれば、四方が囲まれたプライベートな空間に、ライドを終えた心がホッと落ち着くものだ。そして外に目を向ければ、止めた愛車の向こうには星々が……。自転車キャンプの旅は、静かにあなたを待っている。
【食】湯沸かしはあっという間!片付けも楽々
500mLの水が約2分30秒で沸騰! まさに「瞬間湯沸かしバーナー」こと、ジェットボイルのシリーズの中でもシステム総重量が200gと最も軽量なのがこの「スタッシュ」モデルだ。沸かしたお湯でアツアツのカップ麺やコーヒーを頂くだけで、気分は断然盛り上がる。モンベルのインスタントフード「リゾッタ®」シリーズは、パウチの袋をそのまま器として使えるので、持ち物やゴミを減らすこともできるぞ。
【住】ミニマムだけど安心感十分!
本体のスリーブに沿ってポールを通せば居住空間ができあがる自立式のシェルターは、張る場所を選ばないので自転車キャンパーにオススメだ。ちなみに身長175cmの筆者だが、より荷物を小さくするために、マットは全長120cm、寝袋はみぞおちの辺りまでのみにダウンが詰まった「ハーフレングス」モデルを選択。足先の下にバッグを敷き、寒ければ上着を重ね着すればOK。そんなちょっとの切り詰めで、収納空間に余裕も生まれる。
【積】大物はサドルバッグにギュットまとめる
テント・寝袋・マットは全てサドルバッグに収納しよう。ポールやマットなど固めなものから奥へ、寝袋など柔らかいものを手前に、サンダルなど薄い物を脇にと、隙間なくみっちりと収納し、最後にサドルバッグをギュッと圧縮するように開口部をロールして閉じる。閉めた後は、サドルへ固定するストラップもぎっちりと縛る。そんな一手間によって車体と荷物は密着し、軽快な走行感につながるのだ。
U.L. Style Items│厳選したアイテムを軽々と収納
Bike/
シャイデック RD-H 1000(15万1800円)
Bag&Accessory/
ツーリングドライ サドルバッグ(9900円)
フレームポーチ M(3960円)
フロントバッグ(6050円)
アルミ ボトルケージ(2420円)
スクイズボトル(1980円)
リチャージャブル サイクルパワーライト(6600円)
リチャージャブル サイクルテールライト(3630円)
Wear/
サイクルヘルメット(7700円)
フォールディング トレールグラス PL(9900円)
ウイックロン ZEO サイクルジャージ Men’s(8580円)
ジオライン L.W.サイクルアンダー Tシャツ(3300円)
サイクル インナーショーツ Men’s(7590円)
ペダリングニッカ(1万2100円)
サイクルトレーナー グローブ Men’s(4400円)
WIC.サイクルソックス(2090円)
クロスバイカー(1万7380円)
U.L.サイクルレインジャケット(1万6280円)
バーサライトサイクルパンツ(1万7050円)
①U.L.ドームシェルター 1(5万2800円)はこのコンパクトさ!
②寝袋のシームレスダウンハガー800 ハーフレングス # 3(2万6400円)
③U.L. コンフォートシステムエアパッド 120(1万2650円)は圧縮楽々
④筆者が旅のお供に必ず持って行く、ロックオンサンダル(4840円)は履きやすく歩きやすい
⑤ミニマムに、U.L.リンコウバッグクイックキャリー L(1万1550円)
⑥U.L.サイクルジャケット&レインパンツ
⑦リペアキット
⑧寒さにグラベルに……サイクルトレーナーグローブは必須
⑨現代の必需品、充電キット
⑩ジェットボイル・スタッシュ(2万350円)は、ガス缶もクッカー内に収納可能だ
⑪カトラリーにスタックイン 野箸(3630円)とスナップフォールド ボウルズ(1650円)
⑫トレールワレット(2200円)はサイズ感が秀逸。一緒にアメニティも
⑬コンパクトヘッドランプ(2420円)は野営時に必携
⑭身軽なヒップバッグのサイクールランバーパック 5(6380円)があるだけで、貴重品や小物収納がまとまる
⑮もしもの時のために、アクアペル ファーストエイドバッグ 0.5L(1980円)に詰めた救護キットを携行しよう
Style②「Long Touring(ロングツーリング)」パニアバッグを駆使した温故知新な自転車旅仕様
これぞオレたち自転車野郎のキャンプツーリングだ!と言わんばかりの立ち姿。前後にキャリヤを増設して、そこに「パニアバッグ」を2つずつ搭載した、いわゆる“フォーサイド”スタイルは、古今東西多くの自転車旅人が愛用してきた積載方法だ。
その大容量積載能力だが、パニアバッグの10L×2、20L×2と合計60Lに、ハンドルやフレームのバッグ、バックパックを加え、リヤキャリヤの天板部分へ直接荷物を縛り付けることまでを含めることができる。だからこそキャンプ道具に制限をかけることなく、余裕のあるサイズ感や、居住性を高めるギアを選ぶことができ、そんな道具の多くは、組み立てや撤収の際にもストレスフリーだ。
もちろんそんな積載は、軽やかな走行性能とはトレードオフ。とはいえ今回僕は、フルパッキング状態でキャンプ場までアクセスしたのだが、くるくると回すようにペダルをこげば「自分の力で遠くへ旅している」という喜びがスポイルされることはない。むしろ、走った先で快適な一夜を味わいながら、途方もないツーリング計画への夢が膨らんでいく。サイクリング×キャンプの旅の魅力を改めて感じさせてくれる、まさに温故知新なスタイル。初めましての人もお久しぶりな人も、試してみる価値ありますよ!
【食】食材も買い込めるからちょっとした料理にもチャレンジ
ジェットボイル・ミニモ(2万5300円)は、同シリーズの中でも「弱火」や「とろ火」まで火力調整が自在なので、一工夫加えた料理にもチャレンジしやすい。今回はパスタをゆでて、そのままホワイトソースとあえるカルボナーラに。ツーリング途中で立ち寄った直売所で手に入れたベーコンやチーズを加えるだけで、お手軽だけどその土地の“食”を感じる一品があっという間に出来上がり!
【住】簡単設営の広々空間でどんな旅もストレスフリー
ソロでも、2人用のテントをチョイスすると室内空間が広々快適だ。寝転んだ隣に荷物をまとめて置いておけるほどの余裕があるので、まさに我が家感覚でゆったりとくつろげる。この「ムーンライト」のようなダブルウォールテントは、フライシートとインナーテントの間に空気の層が一枚あることから室内の温度や湿度が保たれるので、標高差や季節を問わず活躍する。前室に荷物も置けるゾ。
【積】パニアバッグ×4にラックまで! 大積載の余裕を実感
圧倒的な積載量を誇るフォーサイドだからこそ、設営も撤収もサクサクと進む。高さを出せるリヤパニアには、マットやテントなど長尺&袋状のアイテムを詰め込んで、一方でフロントパニアにはクッカーや着替え類を。振動でガチャガチャと音がしないように、隙間なく敷き詰めよう。それぞれのバッグに何を入れるかをあらかじめ決めておけば、迷いがなく素早くパッキングできる。
Long Touring Style Items│衣食住に、もしもの装備 。遊び道具まで、全部パッキング!
Bike/
シャイデック TR(15万1800円)
Bag&Accessory/
ドライ サイドバッグ10(9460円・片側販売)
ドライ サイドバッグ20(1万340円・片側販売)
ツーリングドライ フロントバッグ(8800円)
ドライフレームバック(8250円)
サイクールパック10(1万5950円)
Wear/
アーバン サイクルヘルメット(7700円)
クリマバリア サイクルジャケット(1万4630円)
EXライト サーマラップ ベスト Men’s(1万2100円)
メリノウールプラス サイクルジャージ Men’s(1万3200円)
ジオライン L.W.サイクルアンダーシャツ(4180円)
サイクル インナーショーツ Men’s(7590円)
ペダリングパンツ(1万3200円)
サイクルトレーナー グローブ Men’s(4400円)
WIC.サイクルソックス(2090円)
クロスバイカー(1万7380円)
サイクル レインジャケット(2万5300円)
サイクル レインパンツ(2万900円)
サイクル レインシューズカバー(6380円)
ドライテック サイクルレイングローブ(9900円)
①ムーンライトテント2(5万2250円)はペグまで込みで総重量2.46kg。リヤパニアにすっきりと収まる
②コンパクトリンコウバッグ クイックキャリー L(8580円)はキャリヤにも対応
③シームレス ダウンハガー800 #3(3万4100円)は4℃まで快適に過ごせ、春〜秋まで大活躍
④フォームパッド 25 180(9460円)は展開撤収も楽々!
⑤テント泊中にレイヤリングするウェアは、かさ張るものもどんどん収納
⑥レインウェア一式はフレームバッグへ
⑦フレックスウォーターパック 2.0L(2420円)は飲み水や料理で重宝
⑧カトラリーが増えると食事の質も上がる。スナップフォールド ソロパック(2310円)、フレックスカッティングボード(1210円)、スタッキング スプーン(275円)、スタッキング フォーク(275円)、スタックイン 野箸までを持参
⑨ジェットボイル・ミニモとガス缶
⑩ヘッドライトや貴重品、洗顔セットやファーストエイドバッグ S(4620円)
⑪充電器と修理キット
⑫サイクールパック10(1万5950円)
快適性と文化度が一気に向上するのが家具類だ ⑬チェアワン(1万4960円)と、⑭テーブルワンハードトップ(1万9800円)