サイスポ連載「僕の細道」の旅行作家・石田ゆうすけさんの最新書籍『世界の果てまで行って喰う』が発売中!
サイクルスポーツ誌で220回を超える長期連載の自転車紀行「僕の細道」の著者、石田ゆうすけさんの書籍「世界の果てまで行って喰う―地球三周の自転車旅―」が発売された。
石田さんはこれまで、7年半をかけた世界一周を含めた、地球三周分の距離を自転車とともに踏破。サイスポ誌では2006年から紀行「僕の細道」を連載し、国内外を自転車で旅し、その中で出合った絶景やグルメ、人々との心の交流を描き続け、現在も多くの愛読者をもつ人気連載となっている。そんな自転車の旅とは切っても切れない関係のものでありつつ、氏自身が特に関心が高いのが“食”について。世界各地の多彩な食の経験をもとに、現在はグルメ雑誌やメディアでもライターとして活躍しており、グルメと旅の本もこれまで多数刊行してきた。
本書は二部で構成されており、世界一周の道中で味わってきた魚や肉に野菜にパンにと、それぞれの食材のカテゴリーごとに、印象的だった一食を紹介するのが第一部。続く第二部では「絶頂メシ」をテーマに、自身の生活や旅の中での食との関わり合いを綴っている。自らの力でペダルを回し、ハラを減らしてこぎ進む、そんな自転車旅ならではの臨場感に、おいしい(あるいは……?)一皿というエッセンスが加わることで、クスリと笑える一コマから、壮大な旅のある一幕までが香るように広がって行く。小気味の良い文章のリズムに乗って、自転車の旅の魅力を等身大で再確認できるような、さわやかな一冊だ。
『世界の果てまで行って喰う―地球三周の自転車旅―』
価格/1760円
判型/四六判変型
頁数/192ページ
著者プロフィール
石田ゆうすけ
旅行作家。1969年、和歌山県白浜町生まれ。東京在住。高校時代から自転車旅行を始め、26歳から世界一周へ。無帰国で7年半かけ、約9万5000km、87か国を走る。帰国後、専業作家に。自転車、旅行、アウトドア雑誌等への連載ならびに寄稿のほか、国内外での食べ歩きの経験を活かし、食の記事も多数手がける。世界一周の旅を綴った『行かずに死ねるか! ――世界9万5000km 自転車ひとり旅』(幻冬舎文庫)など著書多数。全国の学校や企業で「夢」や「多様性理解」をテーマに講演も行う。