スポーツ用ウェアラブルデバイスブランド、ポラールのアウトドアウォッチ「グリットX2プロ」とGPSマルチスポーツウォッチ「ヴァンテージV3」の最新ファームウェアアップデート3.0が公開された。

今回のファームウェアを更新することで、「主要施設表示（POI）」や「スマートフォンを探す」などの新機能の追加やトレーニング計測中の充電が可能になるなど、機能性やユーザビリティが向上。より充実したデータ計測ができ、時計の新たな活用法を見出せる。

新機能【主要施設表示（POI）】

主要な場所や観光スポットなどを表示できるようになり、地図やナビゲーション機能がより使いやすく強化された。ユーザーが目的となる場所を見つけやすく、また訪れやすくなる。
※この新機能の使用には、PCを使用してアップデートされた地図を時計へ再ダウンロードする必要がある。

内蔵地図（オフラインマップ）で主要施設の場所を確認

駅やトイレ、レストランなど表示させたい主要な施設を任意で選択することができ、選んだ施設が地図上にアイコンで表示されるようになる。

内蔵地図（オフラインマップ）で主要施設の方角・ルートを確認

現在地の近くにある任意の主要施設を検索し、希望の施設を選択すると、その場所までナビゲートしてくれる。

自分で設定した主要施設の方角・ルートを確認

地図上での任意の場所や主要施設を目的地として設定することができ、その場所のある方角やルートを確認できる。また、その場所までナビゲートしてくれる。

新機能【スマートフォンを探す】

スマートウォッチとスマートフォンの接続が切れた場所を特定して、内蔵地図（オフラインマップ）上で表示させることができるようになった。スマートフォンをなくしてしまった際も、時計を使って探すことができる。
※スマートフォンから、ポラールフローアプリに位置情報のアクセスを「常に許可」へ設定する必要がある。

トレーニング開始画面の変更

スポーツを選択する際のアイコンがわかりやすく、選択しやすくなった。また、トレーニング開始の設定画面が大きくなり、直感的な操作感が向上した。

時計画面の新デザインが追加

時計画面のデザインがアナログタイプで2つ、デジタルタイプで3つ増えた。各表示データもカプセル型でコンパクトに収まり、より多くのデータを表示できるようになった。

トレーニング計測中の充電が可能に

トレーニングの計測中でも、バッテリーが低下してきたら充電表示が出て、トレーニングセッションを止める（データを中断する）ことなく充電することが可能になった。これによって、より長時間のトレーニング計測ができるようになる。
※充電中は心拍計測が一時的に計測できなくなるが、充電を終了すると再開される。

トレーニングサマリー画面での表示項目の追加

これまでスマートフォン、タブレット、PCなどのポラールフロー上でしか見ることができなかったトレーニングデータ項目を、スマートウォッチの画面上でも新たに確認することができるようになった。

・トレーニングサマリー画面でのマップ上トレーニングルート軌跡
・水泳計測時の各泳法毎のデータ

通知機能の表示項目の追加

「通知機能」画面上に通知する情報の種類が増えた。また、通知させる項目の選択も可能になった。

コンパス修正の改善

コンパスの修正が必要な場合や自分で修正したいとき以外では、面倒なコンパス修正を毎回行う必要がなくなった。

アップデート方法

ファームウェアのアップデートは、手持ちの時計をスマートフォンのポラールフローアプリと同期、もしくはPCとUSB充電ケーブルでつなぐことで行える。
※すべての機能を利用するにはスマーフォンで同期する。