「ソーシャル×散走」企画コンテストで東京工科大学の「アナログ散走」がソーシャル賞

東京工科大学デザイン学部2年生のチーム(町田凌久さん、松岡昇吾さん、松⻑快音さん、花塚ほのかさん)が、シマノが主催する第7回「ソーシャル×散走」企画コンテストにおいて大賞に次ぐ「ソーシャル賞」を受賞した。

散走とは、散歩するようにゆったりと自転車で走りながら地域や自然、文化を楽しむアクティビティのこと。この散走を通じて社会課題に取り組む学生のアイデアを募集する同コンテストには全国26チーム103人が参加した。東京工科大学チームが受賞したソーシャル賞は、最終審査進出6チームの中から鋭い視点で普遍性のある社会課題に着目し、その解決につながる糸口を提案している企画に贈られるものだ。

アナログ散走

受賞企画の「アナログ散走」は、過度なデジタル依存という学生に身近な社会課題を起点に、効率優先のデジタルからあえて距離を置き、散走を通じて人間の本来持つ判断力や行動を取り戻すというコンセプトを提案。「インターネットを使わない」「コンパスを使用」「ランドマークから居場所を推測する」というシンプルな3つのルールのもと、道に迷ったり、会話を楽しんだり、寄り道をしながら進むことを目的とした。キャンパスのある蒲田から東京タワーをゴールに実証に取り組み、これによって得られた価値観の変化や気づき、モチベーション持続効果などを検証。観光や通勤通学といった継続的なアクションとして取り入れる可能性などを提起している。

アナログ散走 アナログ散走 アナログ散走 アナログ散走

第7回「ソーシャル×散走」企画コンテスト 最終審査 結果発表(シマノのウェブサイト)
最終審査参加6チームの企画内容を紹介するノート

最終審査会

2024年12月に開催された最終審査会