ヴィットリアがタイヤの推奨空気圧を見つけられるウェブサービスを公開

目次

タイヤブランドのVittoria(ヴィットリア)が、タイヤの推奨空気圧をウェブ上で簡単に見つけることができる「タイヤプレッシャー・カリキュレーター」を公開した。

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

タイヤの空気圧は、「快適性」「スピード」「耐パンク性」において重要な役割を果たす。しかし、今もなお、ライダー個々に最適な空気圧を見つけることは困難だ。そこで、ヴィットリアが研究室と実際のライディングでのテストを広範囲に実施し、開発したのがこのタイヤ・プレッシャーカリキュレーターだ。個々に合わせた推奨空気圧を独自の方式で提案してくれる。

全てのライダーとライディングスタイル、あらゆるバイクのタイプ、あらゆるカテゴリー、全てのタイヤシステムとセットアップ、あらゆる地形、あらゆるタイヤブランドを元に提案することができる「現時点で唯一のオンラインツール」で、「精度とパフォーマンスの新しいスタンダード」となるとヴィットリアは言う。

なお、タイヤプレッシャー・カリキュレーターは、PCだけでなくモバイル端末でも利用できる。

タイヤプレッシャー・カリキュレーターをスマートフォンで利用

 

ヴィットリアタイヤプレッシャー・カリキュレーターを試してみた

筆者が通勤で使うロードバイクの推奨空気圧を、タイヤプレッシャー・カリキュレーターで測定してみた。項目は10あるが、以下の丸囲み数字はウェブサイトに合わせた。

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

まず自転車の種類を選ぶ。「Road & Triathlon」

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

①選んだ種類の中でさらに細かく指定する。トレック・ドマーネなので「Road Endurance」だ

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

②eバイクか否かは「No」

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

③タイヤの種類を選ぶ。iRC・フォーミュラプロチューブレス/フックレスチューブレスRBCC(第5世代)を使っているので「Competition」

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

④タイヤの実測幅は「25mm」。測れない場合はメーカーの公称サイズを入れる

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

⑤タイヤの取り付け方は「TLR – no insert」

 

タイヤプレッシャー・カリキュレーター

⑥タイヤの性能は? 反応性があるのとしなやかなのとの「Balanced」。

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

⑦ライダー+バイク+装備の総重量は「68kg」

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

⑧走っている路面は「Smooth asphalt」

 

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

⑨路面の状態は「Dry」

そして、計算結果は、フロント4.12bar(59.8psi)、リヤ4.29bar(62.3psi)となった。これまで、タイヤに表示された空気圧の下限の73psiと90psiにしていたが、それに満たない数字だった。

ヴィットリアのタイヤプレッシャー・カリキュレーター

他ブランドのサービスでは?

PCのブラウザでできるヴィットリア以外のブランドのサービスでも推奨空気圧を計算した。

ZIPP(ジップ)のホイール用として提供している、コンポーネントブランドのSRAM(スラム)の「タイヤ空気圧ガイド」では、フロント5.26bar(76.2psi)、リヤ5.59bar(81.1psi)となった。

タイヤ空気圧ガイド

ポンプブランドのSLICA(シリカ)の「プロタイヤプレッシャーカリキュレーター」では、フロント6.05bar(87.5psi)、リヤ6.2bar(90psi)と算出された。

プロタイヤプレッシャーカリキュレーター