2020年初春、透き通るような青空の下、自転車の魅力や交通マナーをPRする政府の「自転車アンバサダー」として、タレントの稲村亜美さんの新ポスターと動画撮影が千葉県の某所で行われた。

神スイングならぬ神対応の稲村亜美さん

この日、千葉県の某所で朝早くから撮影クルーが準備に奔走していた。初春とはいえ肌寒いなか、稲村亜美さんは常に笑顔でまわりに気遣いをする。幅広い年齢層に支持されているのもうなずける。撮影にお邪魔していたCycle Sports編集部にも笑顔で対応してくれた、正に神対応の稲村さん。

自転車アンバサダーの活動を通して様々な自転車イベントに出演してきた稲村さん。彼女の目にサイクリストがどんなふうに映っていたのか率直に聞いてみた。

稲村さんは、

「スポーツ自転車に乗っている方ってすごく爽やかで素敵ですよね。自転車をやっている人って体のラインがキレイに出ていて、細いんだけど筋肉の線がしっかりと見えて、とても素敵です」

と絶賛。またどんなときに自転車に乗ってみたいかという質問に対しては、

「今日みたいな天気のいい日ですよね。もちろん無風のほうが嬉しいですけど（笑）。今日みたいな日に走るのって気持ちいいですよね。それで新しい自転車が欲しいなって思って、実は最近また新しく買ったんですよ。もう納車が楽しみで。」

と新たにミニベロを購入したことを明らかにした。自転車アンバサダーとして活躍すること間違いなしの稲村亜美さん。彼女の活動にも注目だ。

今年のテーマは「自転車通勤」と「自転車保険」

自転車アンバサダーとは、ウエブサイトやポスター、自転車関連イベントへの出演などを通じて、自転車のあるライフスタイルや楽しさなど、自転車の魅力を発信し、より多くの人々に自転車の活用を呼びかけていく存在だ。

健康的かつ、CMでの豪快なバッティング”神スイング”などから活動的なイメージで幅広い年代に支持されている稲村亜美さんが、自転車アンバサダーに選ばれた。

今年のテーマは「自転車通勤」と「自転車保険」。折しも自転車通勤が増加している昨今、安全な走行やマナーの向上はもちろんのこと、万が一の時のためにも自転車損害賠償保険への加入も推し進めていく。

「いきかた（行き方）をかえると、いきかた（生き方）も変わる」

まさにその通りだ。彼女のポスターを見て自転車通勤を選択肢の一つとして加える人も多くなるのではないだろうか。

GOOD CYCLE JAPANとは

2017年5月に施行された自転車活用推進法は、積極的に自転車を活用していくことをうたった国内では画期的な理念法だ。
この法律に基づいて国や地方自治体、企業や民間団体などが一緒になって、具体的に自転車の活用を推し進めていくことになった。

「GOOD CYCLE JAPAN」は、このオールジャパンでの取り組みを呼称したもの。自転車アンバサダーの活動もこの取り組みのもとで活動していく。