カラクル・S rev.3 極限の小ささと確かな走りを両立
目次
2015年に登場したカラクルのデビュー作。走行性能重視のモデルに選ばれる20インチの車輪を採用しつつ、折りたたみ時の小ささを極限まで追求した意欲作だ。
「折りたたみ手順はやや複雑ですが、それを使いこなす楽しみを感じさせる構造です。低床フレームとは思えないほどのカッチリした走行感覚も魅力。走りと小ささ、どちらも諦めたくないという欲張りな理想にぐっと近づいたモデルです」(鈴木潤)
価格/14万5000円(スポーツ)、12万9600円(標準仕様) *いずれも税抜
SPEC
フレーム●6061アルミ
フォーク●6061アルミ
コンポーネント●シマノ・デオーレ 9スピード
ギヤ●52×11-30T
タイヤ●デュロ・DB-7023 20×1.50インチ/パナレーサー・ミニッツタフ 20×1.25インチ
カラー●ブラック、ホワイト、レッド
撮影車両実測重量●10.3kg
標準仕様公称重量●9.7kg(スポーツ)、10.8kg(標準仕様)
20インチならではの安定感
ホイールベースが長いのにコンパクトさも実現したアイデアと技術に脱帽。比肩するのは16インチのブロンプトンだけだが、こちらは20インチ。走行性能は格段に高い。乗り降りの気軽さを重視したフレーム形状に見えるが、その印象とは裏腹にカチッとした一体感があり、速さを求める走りにも応えてくれる。より軽量なカーボン製シートポストや長身に対応するテレスコピックシートポスト・ハンドルポストなど、オプションが充実しているのも見逃せない。
走行性能 |
★★★★☆ |
たたみやすさ |
★★★☆☆ |
輪行適性 |
★★★★☆ |
拡張性 |
★★★☆☆ |
ワクワク感 |
★★★★☆ |