タイムがフレームとペダルの全事業をWhaTTfornow社に移行。マトリックスパワータグへの機材供給を開始
フランスの老舗自転車ブランド「TIME(タイム)」を取り扱うポディウムは、同ブランドの自転車フレームとペダルの全事業がロシニョール社からWhaTTfornow社へ移行することを発表した。
また、2021シーズンからは日本のプロサイクリングチーム「チーム・マトリックスパワータグ」へのフレーム供給を開始する。
タイム社CEO フランソワ・ゲルス氏のコメント:
「タイムの新しい1章がはじまります。自転車フレームとペダルの全事業を、2020年夏までにロシニョール社からWhaTTfornow社に移行します。
1986年に故ロラン・カタンが創業した真のイノベーションとテクノロジーを核心にもつタイムは、フランス・ルミリーの旧サロモンスキー工場を新しいアドベンチャーのベースキャンプと定めます。プロジェクトはこれまで通り、すべてフランスで行なわれます。スタッフや製造拠点に変更はありません。製品供給にも一切の途切れはありません。
すでに次世代のフレーム開発にも取りかかっています。ルミリーの拠点には新たなRTM製造設備を導入し、さらなる技術革新を遂げます。
さらに日本市場では、この新たな旅立ちを記念して、来季からチーム・マトリックス パワータグへのフレーム供給を開始します。タイムの次のステップにご期待ください。」
マトリックス パワータグ 安原昌弘監督のコメント:
「正直このようなメジャーなブランドが我々に供給してもらえるのは無理だと考えておりました。しかしながらそれらが現実化していき、そしてそれが日本での初サポートが当チームであるということへ驚きとともに喜び、それにプレッシャーも感じています。
今は、この新しい強力なチームメイトと走れるということのわくわく感と楽しみでいっぱいです。
タイム社が当チームへサポートしてくれるということへの期待に応えたいです。」
マトリックス パワータグ 吉田隼人選手のコメント:
「今年は新型コロナウイルスの影響で世界的に大変なシーズンとなりました。正直なところ、選手はモチベーション維持も難しい時もありました。そんな中で来季のバイクが決まり、本来私たち選手がみなさんに元気を与えなければならない中、タイム社に大きな強いモチベーションをいただいたと考えております。僕個人的にはずっと乗りたかったバイクですので、楽しみで仕方がありません。」