高岡亮寛の日本縦断ギネスレコードチャレンジ デイリーレポート1日目
東京・目黒区のサイクルショップ「RX BIKE」を運営する六本木エクスプレス代表であり、最強ホビーレーサーの高岡亮寛が「日本縦断ギネスレコード」に挑戦する。
ロードバイクで鹿児島県・佐多岬から北海道・宗谷岬まで約2600kmのコースを走り、現ギネスレコードの7日19時間37分の更新に挑むのだ。
そのチャレンジが、8月5日のまだ朝とは呼べない暗闇に包まれた午前4時、佐多岬のガジュマルの樹に見下ろされる形で始まった。
本土最南端の地から最北端(北海道宗谷岬)を目指す2600kmの全行程のうち、初日に走るのは約400km。九州を南から北まで約16時間でほぼ縦断する予定を組んだ高岡を悩ませたのは、今年一番とも言える盛夏の暑さだった。
スタート前に「ここ数年は大きなレースの前でもしっかり眠れていたのに、昨晩は緊張から遠足前の小学生のように熟睡できなかった」と笑いながらも、まだ夜も明けないうちに南大隅町から鹿屋市を抜け、朝陽に照らされた桜島を眺め、霧島市へと向かう錦江湾沿いの海岸線を快調に飛ばした高岡。
およそ距離100kmにつき1回、時間にして4時間に1回のペースでしっかりと休憩を取りながら、極力止まることを避けながらの走行。7月の豪雨で被害を受けた人吉方面には向かわず、国道と県道をつなぎながら伊佐市を経由して熊本県の水俣市へと進路を取った。
九州をスタートするにあたり、高岡は「さとふる」の「令和2年7月豪雨 災害緊急支援寄付」への募金を集める活動も並行して行なっている。
ちょうど中盤を過ぎたあたり、八代市から熊本市に入る頃には気温は34度まで上昇。サポートカーから水分や補給食を随時受け取っていたが、市街地の熱気とストップ&ゴーの連続により、予定していないコンビニ休憩を挟むようになる。
憔悴した表情を見せながらも大きくペースを落とすことなく福岡県の久留米市を抜け、暮れなずむ米ノ山峠を越えて飯塚市に午後7時53分にフィニッシュ。403kmの行程を16時間53分で走り終えた。
翌日は気温上昇に合わせて休憩のペースを調整しながら、415km先の岡山県岡山市を目指す。
日本縦断ギネスレコードチャレンジ
日程:2020年8月5日〜11日(7日間程度)
コース:佐多岬(鹿児島)スタート〜宗谷岬(北海道)ゴール
目標:現ギネスレコードの7日19時間37分の更新
情報集約サイト https://rxjgrc.roppongi.express/
ハッシュタグ #rxjgrc
高岡亮寛の日本縦断ギネスレコードチャレンジ デイリーレポート2日目