高岡亮寛の日本縦断ギネスレコードチャレンジ デイリーレポート4日目
東京・目黒区のサイクルショップ「RX BIKE」を運営する六本木エクスプレス代表であり、最強ホビーレーサーの高岡亮寛が「日本縦断ギネスレコード」に挑戦中。
ロードバイクで鹿児島県・佐多岬から北海道・宗谷岬まで約2600kmのコースを走り、現ギネスレコードの7日19時間37分の更新に挑む。
【Day4レポート】4日目にして最長距離を更新
福井県越前市(武生)〜新潟県胎内市 444km
概算で445kmという今イベント最長の日は、気温こそ最適ながらも中盤から雨天に見舞われ悪天候の中の挑戦となり、これまでで最もタフな選択を強いられた日となった。
午前4時53分、予定より23分遅れでスタート。日割りでリセットするためにはレスト時間を削るしか方法はない。
変更となったルートデータをガーミンにダウンロードする作業を行なったため、スタート時間を犠牲にするくらい重要なタスクだった。貴重な時間とのトレードオフだ。なぜならこれほどのロングライドでは予行練習を行うことはまず不可能に近い。マップアプリ独自のアルゴリズムで生成されたルートに頼らざるを得ないからだ。
スタート直後は平坦基調。高岡らしい快調なペースで進む。研ぎ澄まされた正確なペダリングが戻ってきた。その様子をみて帯同するスタッフは安堵し高揚した。
しかしストップアンドゴーの多いコースレイアウト、また天候が崩れ始めると、徐々に調和が崩れてきた。序盤のハイペースは高岡本人の無意識なる焦る気持ちがそうさせたのだが、徐々にハイペースを維持できなくなった。次第に食欲も落ちていく。 慢性的な睡眠不足が、体力を奪っているのだ。しかし前に進まなければならない。
距離がわずかに短縮できる内陸コースの信号を取るか、海岸沿いをトレースするアップダウンを進むか。高岡の意向もくみつつ、海岸沿いの進路を選択した。
しかし疲労困憊のギネスレコードパーティにとっては、非常にストレスのかかるコースであった。 沿岸=平坦かつ信号が少ないイメージだが、実際には延々と先が見えないアップダウンが続いた。絶好調ならむしろ「楽しい」と言いそうなコースだが、ひとつひとつの上りがボディブローのように効いているのが見て取れる。
さらに初見で進むには複雑なコース設定も問題となる。国道などの街道を進んだ方が速い。ナビのルートから外れて走るようになり、自然と走行距離も伸びる。
村上市まで意地でも走ろうと決意していた。しかしステイ先が定まらないこともあり、ひとつ手前の胎内市に宿をとった。村上市よりも手前の市街なのにルートのアヤや、進路変更に伴い走行距離も伸びてしまった。
温かい夕食を摂ると、気持ちも明るくなった。しかし同時に眠気をさそう。 しっかり食べたつもりが慢性的なハンガーノックのような状態だった。 さらに強い眠気にも耐えられず、休憩ポイント以外で初の仮眠をとることになった。
深夜の仮眠。走るために起きなければならい辛さ。 まさに意地で胎内市へ向かう。スタッフもその意思を尊重する。ギネスレコードのために。
午前3時前に胎内のホテルに到着した。走行距離は実に443.8km。4日目にして最長距離を更新した。
睡眠をしっかりとるために、スタート時間をさらに遅らせるだろう。 そこでどれだけ体力・気力の回復ができるのだろうか。 奇跡は起きないだろう。5日目も厳しい状況であるには変わりないが、諦めずにペダルを回す。
日本縦断ギネスレコードチャレンジ
日程:2020年8月5日〜11日(7日間程度)
コース:佐多岬(鹿児島)スタート〜宗谷岬(北海道)ゴール
目標:現ギネスレコードの7日19時間37分の更新
情報集約サイト https://rxjgrc.roppongi.express/
ハッシュタグ #rxjgrc
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高岡亮寛の日本縦断ギネスレコードチャレンジ デイリーレポート5日目