高岡亮寛の日本縦断ギネスレコードチャレンジ デイリーレポート5日目

  • photo RX BIKE

東京・目黒区のサイクルショップ「RX BIKE」を運営する六本木エクスプレス代表であり、最強ホビーレーサーの高岡亮寛が「日本縦断ギネスレコード」に挑戦中

ロードバイクで鹿児島県・佐多岬から北海道・宗谷岬まで約2600kmのコースを走り、現ギネスレコードの7日19時間37分の更新に挑む。

【Day5レポート】奇跡

新潟県胎内市〜青森県青森市 401km

高岡亮寛

高岡亮寛

昨日のDay4はスーパーエンデュランスの洗礼を受け、打ちのめされた1日といっても過言ではないだろう。

この5日間で走ること以外に注力するとしたら、食べること、休むこと。全力で走ったが、この2つにおいて徹底することができなかった。

Day1ではエネルギーの枯渇を恐れるがゆえに、摂取過多に
Day2はルートのロストで2時間のディレイ
Day3はディレイを埋めきることができず70kmのビハインド
Day4はしわ寄せの解消のためにキャパ以上のロングライドを決行

そして、しわ寄せはすべて解消することなく、Day5に加わりプラス40kmの401kmをフェリーの時間に合わせて走行することになる。

満身創痍。
さらに大雨予報が発令されるなど、スタート前から完全に叩きのめされていた。

高岡亮寛

高岡亮寛

雨雲の動きを分析し、9時から10時の間でスタートすることを決める。雨脚が強ければ、翌日に持ち越すというプランすら持ち上がったほど、高岡の状況は芳しくないと思われていた。

Day4は午前3時に終了しており、ミーティングを行わず床についた高岡。満足にコミュニケーションを取らず翌朝を迎えてしまった。

スタートをディレイしたことで、むしろ睡眠時間は多く取れた。肩の張りや足の疲労は色濃いものの中止するという考えは一切感じられない。その声には張りがある。

この大雨は広い範囲で激しい雨をもたらした。そして強烈な南風が吹いた。この風に乗って一気に北上を開始する高岡。最初の2時間は時速32km以上という。4日間に亘り、計1600kmを走行していたとは思えない快走だった。

睡眠による回復と、さらに食事面においても、その時の嗜好を刺激するものを積極的に摂取したことで、食欲はより刺激されたようだった。

1日吹いた南風に助けられ、勢いのあるペースを保って青森に午前2時45分に到着。前半の200kmを7時間半、後半の200kmを8時間弱という鬼気迫る走りを見せた。

 

高岡亮寛

 

 

 
 

日本縦断ギネスレコードチャレンジ

日程:2020年8月5日〜11日(7日間程度)
コース:佐多岬(鹿児島)スタート〜宗谷岬(北海道)ゴール
目標:現ギネスレコードの7日19時間37分の更新

情報集約サイト  https://rxjgrc.roppongi.express/
ハッシュタグ #rxjgrc

 

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