高岡亮寛の日本縦断ギネスレコードチャレンジ デイリーレポート7日目

  • photo RX BIKE

東京・目黒区のサイクルショップ「RX BIKE」を運営する六本木エクスプレス代表であり、最強ホビーレーサーの高岡亮寛が「日本縦断ギネスレコード」に挑戦中

ロードバイクで鹿児島県・佐多岬から北海道・宗谷岬まで約2600kmのコースを走り、現ギネスレコードの7日19時間37分の更新に挑む。

【Day7 レポート】完走へ

北海道札幌市〜宗谷岬 340km

7日目のチャレンジは札幌市から稚内市・宗谷岬までの340kmを一気に北上するプランだ。当初の予定では最終日を短い設定して、日中にゴールする計画を立てていたが、ちょうど120kmのビハインドが追加された形となる。

フェリー乗車時間は3便遅らせることで10時間の遅れとなった。しかしこの時点で5時間遅れまで挽回したのは上出来だろう。

300km以上の走行となると、12時間以上の走行時間となるため日中に到着するためには、スタート時間を早めるほかない。疲労困憊の最終日も午前4時にスタート。

早朝に起きること自体よりも慢性的な寝不足に悩まされている。高岡もスタッフもそのような状況下で、最後のライドとすべく走り出す。

高岡亮寛

今日も風に助けられた。地元のサイクリストによれば「この時期は必ず追い風」。

さらに大陸北部にある低気圧の影響でかなり強い追い風となった。メーター読みで180wで軽く40km/h以上で数時間巡航できる環境ながら、2時間おきに20分ほどの仮眠を取るスタイルで体に負担をかけないように進める。

「とにかく眠い」と訴える高岡。小休止のたびにスタッフが用意した仮眠用のマットの上で20〜30分ほど休息をする。

序盤から中盤にかけて気温は高く高岡向き。スコールのような雨と、急に晴れ間がのぞき強い日差しがでる不安定な天気だ。自然隆起のダイナミックな地形と手付かずの植生の中、まっすぐにアスファルトで固められた道を進む。

高岡亮寛

高岡亮寛

留萌から宗谷岬までのメインルートとなる国道232号〜40号〜238号はこれまで走った中でも有数の豪快なコースといってもいい。穏やかな日に走れたらそれはご褒美だろう。今回のような強風と豪雨はまるで地獄のようだった。

アップダウンは快調なペースで進む。

ラスト55kmで集中的な豪雨に見舞われる。気温も下がりウインター用ともいえる装備を身にまとい走り始める。ここでも自然の脅威を目の当たりにした。しかしペースを大幅に落とすことはなく、淡々とフィニッシュを目指す。宗谷岬までは上り基調になるが、ゆっくりと噛みしめるようにペダリングを続ける。

最終日は340kmをグロスで13時間22分というタイムでライドを終え、見事に大きなトラブルに遭遇することなく、6日13時間28分というタイムで日本縦断を終えた。これまでのギネス記録から30時間と9分記録を更新することになる。

今後はギネスレコードジャパンにむけて証拠物品の提出を行い2週間ほど認定を待つ。その後に報告会を行う予定だ(認定されなかった場合は反省会となる)。

高岡亮寛

 

 

日本縦断ギネスレコードチャレンジ

日程:2020年8月5日〜11日(7日間程度)
コース:佐多岬(鹿児島)スタート〜宗谷岬(北海道)ゴール
目標:現ギネスレコードの7日19時間37分の更新

情報集約サイト  https://rxjgrc.roppongi.express/
ハッシュタグ #rxjgrc

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