サイクルトレインB.B.BASEに、鹿島神宮行きが新登場!
目次
これまで両国駅と佐原駅を結んでいたB.B.BASE「佐原コース」が鹿島神宮駅まで延伸し、「佐原・鹿島コース」として生まれ変わる。利根川を渡って、茨城県南東部まで気軽に足を延ばせるようになったのだ。運行開始は10月3日から。初運行を前に、鹿島神宮駅周辺のサイクリングスポットを紹介する。
鹿島神宮駅は霞ケ浦・北浦と鹿島灘に挟まれた位置にあり、鹿島神宮をはじめとする神社や史跡と、豊かな自然風景が比較的近い範囲に点在している。また、このエリアは坂道も少ないため、初心者でも安心してサイクリングが楽しめる。鹿島神宮は駅から1km弱の距離にあるので、まずここで参拝してから各スポットを巡るのがお勧めだ。
霞ケ浦・北浦には、ガードレールがなく見晴らしの良い湖岸道路が整備されている。この北浦をぐるりと一周すると約70kmちょっと。かなりの距離があるが、湖を東西に渡れる橋が4つも架かっているため、体力や時間に応じてショートカットすることが可能だ。
鹿島神宮駅から南下し、佐原駅から両国行きの列車に乗るというルートも面白い。鹿嶋市と神栖市にまたがる鹿島港の周辺は、日本でも有数の工業地帯だ。発電所や製鉄所、石油化学コンビナートなどの巨大な建造物がひしめいており、非日常的な風景を望むことができる。
鹿島神宮
●紀元前660年に創建された鹿島神宮の総本社で、息栖神社、香取神宮と合わせて「東国三社」と呼ばれる。東京ドーム15個分の広大な境内には、本殿や鹿殿といった数々の文化財や、神秘的な雰囲気の参道が今なお姿を残している
湧水茶屋 一休
●鹿島神宮内にある歴史的な休憩処。御手洗池より湧き上がる名水を使用した湧水蕎麦は必食だ。参拝客に人気なのは秘伝の味噌たっぷりのみたらし焼きだんご。豊かな自然の中でほっとするランチを
かしま甘太郎
●鹿嶋市民なら誰もが知る老舗の和菓子屋さん。伝統的な大判焼きは、あずき、しろあん、クリームの3種類で、店内にはイートインスペースも。疲れた体に染み渡る、ほどよい甘さがポイント!
らぽっぽ なめがた ファーマーズヴィレッジ
●小学校の跡地を利用した農業テーマパーク。行方市の特産品、さつまいもをテーマに、やきいもミュージアムや手作り体験教室、レストラン、カフェなどを展開している
北浦
霞ケ浦を構成する淡水湖のひとつ「北浦」は、茨城県南東部の知る人ぞ知るサイクリングスポット。一周すると約73kmあるが、架かる4本の橋をうまく使えば、コース取りが自在にできる
サイクリング立ちよりスポット地図