ストラバジャパンアワード2020 サイクルとラン記録者を表彰

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アスリートのためのソーシャルネットワークサービスを提供するストラバが、ストラバ上に投稿された過去1年間(2020年1月1日〜9月21日のログ)の​国内のサイクルおよびランのアクティビティの記録から、優れた記録を残したアスリートを表彰した。今年は全12部門の受賞者の発表を行った。また、今年からThe Legend (ローカルレジェンド クラウン獲得数)というセグメントを多く獲得した人を表彰するカテゴリーが新設された。

受賞者にはトロフィーが贈呈される

ストラバ ジャパンアワード 2020受賞者一覧と日本の1回の平均アクティビティ距離・移動時間

受賞者は「コロナ禍の影響でバーチャルサイクリングアプリを活用したトレーニングやサイクリングを行った」「レースやイベントの中止が相次いだため、自身のやりたいチャレンジができた」と話す人が多かった。また、ライドでThe Mountain Goat(1回のアクティビティ獲得標高)を受賞した2人ともに、獲得標高がエベレストと同じ8848mを上るというエベレスティングに挑戦した結果の受賞となった。

ストラバは「新型コロナウィルス感染症の拡大の影響により、数々のレースが延期・中止となり、異例の状況が続きアスリートのアクティビティを取り巻く環境にも大きな変化がありました。その中で、制限された環境下でもアクティブであることを続け、年間のアクティブ時間の合計が昨年に迫る1492時間32分53秒(1日平均4時間以上)に達したアスリートや、ライドでエベレスティングにチャレンジして1回のアクティビティの獲得標高が1万mを越える記録を残したアスリートがいました。今年は異例の年だったため、昨年とは表彰の内容を一部変更していますが、このような状況の中でも特に輝かしい記録を残したストラバアスリートに敬意を表し、表彰します」とコメントした。

サイクル部門受賞者のコメント

遠藤 杏奈さん

ライドでThe Devotee (アクティビティ総時間・931時間51分24秒)とThe Legend(ローカルレジェンド クラウン獲得数・373)の2部門受賞

「まさか自分が受賞するとはまったく思っていなかったので非常に驚くとともにうれしく思います。今年最も記憶に残っているのは妹に会いに行くために家から函館まで走った一連のアクティビティです。毎日最高気温が30°Cを超えるような猛暑の中、日本海を望みながら走りました」

熊谷 貢さん

ライドでThe Devotee (アクティビティ総時間・1492時間32分53秒)を受賞。

「受賞の知らせを受け取った際には素直にうれしく思いましたし、これで睡眠時間を削ってまで頑張らなくていいんだと、肩の荷が降りた感じです(笑)。

今年7月に「秋田なまはげライド」と題して晴天下のなか、秋田の男鹿半島を仲間内で走ったのが最も記憶に残っております。私も太平洋側沿岸部に住んでおりますが、それとは違った雰囲気の日本海沿岸部風景の中を走り、標高が355mとさほど高くはないものの360度パノラマ風景を楽しめる寒風山に自転車で上ったことは、思い出に残る素晴らしいライドになりました。

「諦めない」という言葉は、ストラバジャパンアワード参加のモチベーションの1つとして、常に頭の片隅にありました。健康第一に、事故に注意しながら、ストラバジャパンアワードにおいて、本年のような結果を残せたらと思っております」

小林 紀子さん

ライドでThe Out-Laster(1回のアクティビティ距離・415.01 km)を受賞

「まさか私が!?と目と耳を疑いました、今でも夢の中の出来事のようです。”旅先で五感を感じながら自転車に乗って観光する”が私の基本スタイル。

ただ、2年前にたまたま後押しされ出場した大分県のヒルクライムレースでは初優勝を飾ることができました。それ以来、少しだけ自転車のスタイルの方向性が変わってきたような気がしています」。

中村 圭吾さん

ライドでThe Out-Laster(1回のアクティビティ距離・534.65 km)を受賞

「何かの間違いではないかと疑いましたが、確認していくうちにジワジワとうれしくなり、1日中ニヤニヤしていました。

今回受賞したアクティビティが印象的でした。お世話になっているショップの企画で、1日で福井県から富山県を周り、福井へ戻る500km走るイベントでしたが、470km地点からチームメイト同士でショートレースもあり、やり切った時には涙が出ていました」。

●受賞したアクディビティログ(https://www.strava.com/activities/3985746865

奥 隆三郎さん

ライドでThe Mountain Goat(1回のアクティビティ獲得標高・10114m)を受賞

「ストラバジャパンアワードはネットの記事を読んだこともあり、連絡を受けてまさか自分が? と驚きました。最も記憶に残ったアクティビティは今年はやはり5月3日に地元の二上山で行ったエベレスティングです。これまでに体験したことのない過酷なライドでした。この時はまだ日本でもそんなにエベレスティングは話題になっていなかったですね。

今年は1日最低10分でもいいから毎日自転車に乗ることを目標にしていました。ちなみに今年は1度も休まず毎日ストラバにアクティビティをアップしています。2021年はより一層様々なスポーツが注目されるかと思います。ストラバにアップされている皆さんのアクティビティが少しでも多くの他の人に何かを始めるきっかけになればと思います」。

●エベレスティングのアクディビティログ(https://www.strava.com/activities/3389936277

中冨 尚子さん

ライドでThe Mountain Goat(1回のアクティビティ獲得標高・6017 m)を受賞

「自粛期間、外出することができず、ズイフトを利用してライドをしていた自分がまさかストラバジャパンアワードを受賞させていただけるとは思わなかったので驚きました。

最も記憶に残ったアクティビティは1人でアワイチをしたことです。淡路島の綺麗な景色を見ながら、150kmをノンストップで走り切れて、過酷さと癒しを同時に感じることができてとても楽しかったです」。

渡邊​ 徹さん

ライドでThe Legend (ローカルレジェンド クラウン獲得数・144)を受賞

「今年スタートしたローカルレジェンドのカテゴリーでの初の表彰ということで大変名誉あることだと思っております。あと2年あまりで還暦というこの歳では、KOMやレースでの勝利はなかなか望むべくもないので、日常の積み重ねで獲得できる指標を作っていただき自転車の楽しみ方が広がった気がします。

年間での走行距離目標を、当初4万kmに設定し1日110km、週770kmを目標に走り始め、半年経過したあたりで可能性のある最大限の数字に上方修正し、年間4万4000km残り週間934kmを目標に今も継続中です。この数字を何とか達成するということと毎月開催のストラバディスタンスチャレンジでの順位が励みになっています」。