ラファ・ファウンデーション基金が日本初の支援団体を発表

ラファ・ファウンデーションは、サイクリングとサイクリストへより良い未来を実現するために2019年に創立者兼CEOであるサイモン・モットラムとラファの株主であるトムとスチュアート・ウォルトン兄弟により設立された。

ラファ・ファウンデーションのミッションは、次世代の選手達に感動と力を与えてサポートし、サイクリング界により良い未来をもたらすこと。ラファは、サイクリングの設備やサービスが十分ではないあらゆる規模の非営利団体に直接資金提供をしている。ラファは、このような団体をサポートし、夢を持つ未来のレーサーたちを地元の公園からサイクリング界の表彰台の頂点を目指す旅へと導く。この活動は3年目に入り、初めてアジア・パシフィック地域で日本とオーストラリアの団体を支援する。

日本で初めてラファ・ファウンデーションの支援を受けることとなるのは、一般財団法人日本サイクルスポーツ振興会(以下JCSPA)が立ち上げた「Top Cyclist Academy」。このアカデミーは、プロサイクリストとして世界で戦える選手を育成する強化スクールで、フィジカルとメンタルトレーニングはもちろんのこと、メディアトレーニングなどコミュニケーション能力や社会性も含め教育していくプログラムを擁し、講師陣にはオフロード競技を主にコーチとして資格を持つ指導者を揃えている。

ロードやトラックなどでも、どのジャンルの自転車競技で活躍できる選手になるためにも、幼少期からのオフロード経験で得られるフィジカルや操作性のスキルなどが大いに優位になることが知られている。Top Cyclist Academyは3年間を通して10万5千ドル(約1100万円)の支援を受け、安定して世界に通用する選手を輩出できるシステムを構築することに全力を尽くしていく。

ラファ・ファウンデーション

ラファ創業者兼CEOのサイモン・モットラム氏のコメント:
「サイクリングの中で最も重要な草の根の活動をサポートすることはラファにとっての長年の夢でした。ラファ・ファウンデーションは必ず大きな影響をもたらし、さらに、サイクリングを世界で最も人気のあるスポーツにするという私たちのゴールに一石を投じるものとなるでしょう。多くの重要なアスリートを輩出してきている日本のスポーツ、これをきっかけに皆さんの支援と応援を受けながらサイクリングでも多くの日本人選手をプロトンで見かけることとなる日を願っています」

 

JCSPA代表理事の渡辺俊太郎氏のコメント:
「オフロードサイクリングは高度なバランススポーツであり、世界で活躍するためには幼少期から始める必要があります。同時に、バイクコントロールの楽しさや、冒険の要素があるため、子供達が楽しく行う事ができ、自転車競技への門を広げられます。世界でも認められているオフロードから楽しむ流れを日本でも実施し、自転車競技を続ける環境を提供する必要性を強く感じていました。そのようななか、今回、サイクリストなら誰もがサイクリングへの高い貢献度を認めるラファが作る基金の支援を受けさせていただくことが決まり、当プロジェクトをローンチさせる事ができました。当プロジェクトをきっかけに、日本における自転車競技のパスウェイのモデルを作り、継続的に世界レベルの自転車競技者を排出していく環境を整えられると確信しています。」

 

Raphaからのメッセージ:
ラファ・ファウンデーションは、毎年春と秋の年2回助成金を受け取る候補団体を募集しています。非営利団体であることを必要とし最大で15万ドルの支援を受けることができます。今後は、さらに日本で支援できる団体を募集していきます。より多く、広い範囲で自転車競技者を増やしている団体、育成プログラム、さらには自転車のインフラや立場向上へ働きかけている団体なども新たに適用団体として追加されていく予定です。

MTBコレクションの発表と同時に、トレイル活動団体も将来的に適用団体として検討中です。 製品、イベント、コミュニティを通してラファはサイクリングに情熱を捧げ、サイクリングが世界で最もポピュラーなスポーツとなるために尽くしてきましたが、今後はラファ・ファウンデーションを通した活動も通して努力をし続けていきます。

ラファ・ファウンデーション:https://www.rapha.cc/jp/ja/stories/rapha-foundation

日本サイクルスポーツ振興会 Top Cyclist Academy