ワールドツアーチームバイク大図鑑2021 サーヴェロ
目次
ユンボ・ヴィスマが使用するチームバイク
2020年のツール・ド・フランスでユンボ・ヴィスマとビアンキの強力タッグを世界中のロードレースファンに印象付けたにもかかわらず、今年ユンボはバイクをビアンキから変更する。新しいサプライヤーはサーヴェロ。新たなパートナーにふさわしい実力派メーカーである。平坦ステージを中心にメインバイクとして使われるのは、斬新なY字形状の専用ハンドルと、ヘッドまでカバーする独自形状のフォークで高い空力性能を誇るS5ディスク。さらに注目すべきは、ニューモデルのカレドニア5である。「ロードバイクとグラベルロードの中間」に位置付けられるモデルで、余裕のあるタイヤクリアランス、安定・快適志向のジオメトリ、バッグ&フェンダーマウントが特徴。ロードレースで使われるとは思えないコンセプトだが、あくまでプロユースを視野に入れたレーシングバイクだという。グラベルもこなすバイクがロードレースを走る― 機材的には今季最注目の一台かもしれない。
データ
価格:138万円(S5ディスク/シマノ・デュラエースDi2、税抜)、130万円(カレドニア5/シマノ・デュラエースDi2、税抜)
フレーム:サーヴェロ
メインコンポーネント:シマノ
ハンドル:サーヴェロ、FSA
サドル:フィジーク
ペダル:シマノ
ホイール:シマノ
タイヤ:ヴィットリア
S5ディスクをインプレッション!
エアロダイナミクスを追求したS5ディスクの細部を解説。
→UCIワールドチーム使用のサーヴェロ・S5ディスクを試乗!