リオモがモビスターチームとパートナー契約を締結
アスリートのための動作解析サービスを行うLEOMO(リオモ)がUCIワールドチームのモビスターチーム(スペイン)と戦略的パートナーシップを結んだ。
リオモはサイクリストやトライアスリートが抱えるパワーに頼ったトレーニングでの伸び悩みを打破するため、これまで何千ものサイクリストの解析を行い培った技術により、けがすることなくより効率的に速く強くなるための製品やサービスをあらゆるレベルの利用者へ提供してきた。
このパートナーシップでは、リオモはモビスターチーム(男子、女子、eチーム)への単なる製品提供をするにとどまらず、独自に開発したテストプロトコルに基づくデータ解析で選手の弱点を明らかにし、サイクリングフォーム、バイクポジション、サイクリングエコノミーの向上に関するフィードバックを通じて、トレーニングやレースでのパフォーマンスの質を上げていく。
また、この取り組みの結果として、将来的には、自転車競技のプロチームが抱えている現在のビジネスモデルの課題の解決に取り組み、かつ一般のサイクリストにも役立つような新たなサービスの展開を視野に入れているという。
モビスターチームCEOのミゲル・グラバロス氏は、「我々はチーム全体として最先端のテクノロジーを活用したアスリートのパフォーマンス向上とそのプログラムの研究開発に取り組んでいます。このリオモとの価値のある提携を通じて彼らのテクノロジーと知見がロード選手のパフォーマンス強化につながるのはもちろんのこと、eチームにも取り入れることでアスリートの強化プログラムの新たな道を切り開いていけるものと思っております」とコメントしている。
リオモの共同創業者でCEOの加地邦彦氏は、「今回のパートナーシップはモビスターチームのトレーニングやレースでのパフォーマンス向上のみならず、その知見をアマチュアのサイクリストやコーチに開放することにより、プロフェッショナルサイクリングの世界に新たな道標となる取り組みになるだろう」と話している。