ガーミンのスマートウォッチで血中酸素の測定が可能に
アメリカ発のGPS機器のブランドであるガーミン。2021年4月下旬以降に、そのウエアラブルデバイスの一部のモデルが血中酸素トラッキング機能に対応するようになる。サイクリングなど様々なアクティビティに対応したスマートウォッチで、血液中に取り込まれた酸素レベルを測定することにより、フィットネスのパフォーマンス向上やウェルネスライフのサポートに役立つ。
※この機能は自己診断または医師への相談をはじめとする医学的な使用を意図するものではなく、疾病の治療、診断、予防を目的とした医療機器ではない。
血中酸素トラッキング機能では、血液中に取り込まれた酸素のレベルを手首で測定することができる。赤色LEDライトと赤外線ライトを利用することで、血中ヘモグロビンのライトの吸収状態をデバイスの裏に備え付けられたセンサーで読み取り、血中酸素トラッキングデータをデバイスの画面上で表示する。特定のデバイスでは、ユーザーがいる現在の高度または高度のビューとともに、1日を通して定期的に追跡することもできる。
この機能は、医療目的で使用されることを意図するものではなく、あくまで一般的なフィットネスとウェルネスの範囲で利用することを目的とするものだ。血液中に取り込まれた酸素レベルが分かれば、疲労と回復のパラメータとなって、運動を続けるか休憩をとるかの判断を助けたり、パフォーマンスやフィットネスレベルの向上の基準にもできるという。また、このデータを活用し、睡眠時間やレム睡眠、睡眠中の体の動きなどのデータをより深く理解することもできる。一般的に、通常血中酸素レベルは95〜100%で、90%未満は低値とされている。
対象機種(ガーミンのウエブページ)
※機種によって対応開始日が異なる場合がある。
- フォアアスリート945/745/245シリーズ
- ヴェニュー/ヴェニューSQシリーズ
- ヴィヴォアクティブ4/4Sシリーズ
- レガシーシリーズ
- ヴィヴォムーブ3/3Sシリーズ
- ヴィヴォムーブスタイル/リュクスシリーズ
- ヴィヴォスマート4
- アプローチS62
- マーク
- フェニックス6シリーズ
- クアティックス6X
- エンデューロシリーズ
- フェニックス5Xプラス
- インスティンクトデュアルパワーシリーズ
- ディセントMk2/ Mk2i
- リリーシリーズ
※ ウエアラブルデバイスのソフトウェア更新が必要となる。