茨城県サイクリングを盛り上げるインフルエンサーユニット結成
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茨城県は「サイクリング王国いばらき」の実現に向けた新しい情報発信の取り組みとして、人気自転車系ユーチューバーのtom’s cyclingさん、篠さん、もえさんで構成されるインフルエンサーユニット「いばらきサイクリングナビゲーター」を結成した。2021年6月11日に行われた発表会の様子とともに詳細をお届けしよう。
「いばらきサイクリングナビゲーター」とは
茨城県は「サイクリング王国いばらき」をスローガンに掲げ、県全体のサイクルツーリズムを推進している。県内のサイクリング情報や魅力の発信を行うユニットとして結成されたのが「いばらきサイクリングナビゲーター」だ。
茨城県内で開催される各種サイクリングイベントへのゲスト参加や「つくば霞ヶ浦りんりんロード」「奥久慈里山ヒルクライムルート」「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」を中心とした、茨城県内のサイクリング環境の魅力を各自がSNS/動画を中心に発信していく予定だ。
「いばらきサイクリングナビゲーター」メンバー/tom’s cyclingさん
夫のTOMI(トミ)さんと妻のYOPI(ヨピ)さんの夫婦共演というスタイルが人気を呼ぶ、自転車系ユーチューバー。夫婦ともに熱心なサイクリストで、自転車レースで表彰台に上がるほどの実力を持っている。
「いばらきサイクリングナビゲーター」メンバー/篠さん
ヒルクラムをこよなく愛するサイクリストで、ブログ『山は性癖です。』で人気を集め、最近はユーチューバーとしても活躍。基礎的な身体能力が非常に高いうえ、ヒルクライムレースで表彰台上位に常に食い込むほどの高い実力を持つ。
「いばらきサイクリングナビゲーター」メンバー/もえさん
サイクルイベントのゲストライダーや自転車メディアのMC、サイクルウェアブランドのモデルなど、マルチに活躍。自身のユーチューブチャンネル『Moevalism』では、自転車の魅力を伝える動画をマイペースに発信している。
ナビゲーター3人が語る“いばらきサイクリング”の魅力
2021年6月11日には土浦駅直結のサイクリストウェルカムなホテル、星野リゾート BEB5土浦で発表会が行われ、トークセッションではそれぞれのナビゲーターが茨城県におけるサイクリングの魅力や今後の豊富を語り合った。
tom’s cycling YOPIさん 「筑波山周辺がおすすめ。車でのアクセスもしやすい」
茨城県内でおすすめのエリアやコースは? との問に「筑波山とその周辺地域です」と答えたYOPIさん。
「自分自身がまだ初心者だった頃、初めて上った山がここでした。初心者でも上りやすくて、しかも上った後には達成感が得られます。筑波山の周辺の平地も走りやすくて、合わせて走りたいですね。
それから、このエリアに行ったらぜひ立ち寄って食べたいのが、沼田屋本店の“かりんとうまんじゅう”です。かりんとうって、こんなにおいしいんだと思えるほど衝撃的な味わいです。
茨城県でサイクリングするときのもう一つの魅力として、車でのアクセスのしやすさもあると思います。サイクリング目的で駐車してもよい無料の駐車場がいろいろなところにあって、そこを拠点にサイクリングしやすいんです。
今後は、“初心者を茨城に連れてこれるようなコンテンツ”を出していきたいですね。それから、まだ自分が行ったことのないエリアへも行きたいと思います」。
篠さん 「奥久慈地方は良道の宝庫。ここを知らないなんてもったいない!」
イチオシのエリアは県北の奥久慈(おくくじ)地方と篠さん。
「茨城県で山というと筑波山のイメージですが、実は北に行くとすばらしい山のコースがたくさんあることはあまり知られていません。奥久慈地方は特におすすめです。私ももともと知らなくて近年から行くようになったのですが、こんなにマニアックで走り応えのあるエリアがあったんだ! と驚きました。
道路はきれいだし信号も交通量も少なく、ちょっと脇道にそれると魅力的な林道がたくさんあります。景色もとてもきれいです。軍鶏(シャモ)も有名な地域で、お肉が柔らかくて絶品です。そんなグルメスポットもあったりして、ここはもっと多くのサイクリストに知られるべき、というかここを知らないなんでもったいない! と思っています。
とにかくここのエリアが“良すぎ”なので、自分が発見したコースやその楽しみを発信するような動画をどんどん作って、“ここに行ってみたいな”と思う人を増やせるように活動していきたいと思います」。
もえさん 「つくば霞ヶ浦りんりんロードの桜が好き。サイクリストウェルカムなスポットが多いのが魅力」
「私は桜の時期の“つくば霞ヶ浦りんりんロード”がおすすめですね」。ともえさん。
「かつての鉄道の遺構を利用した休憩所があったりして、そこから眺める桜は絶景です。
サイクリストウェルカムなグルメスポットが多いのも、“いばらきサイクリング”の魅力だと思います。例えば、桜川市にある“見晴らしの丘 真壁 うり坊”というイタリアンレストランがあるんですけど、お店の入り口にばっちりサイクルラックが置いてあって、サイクリングウェアでも堂々と入店できるんです。他にもこうしたお店やスポットはいっぱいあります。
私自身も東京都心部に住んでいるのですが、都心から特急で約1時間で、サイクリングの拠点におすすめなここ土浦駅まで来られる、アクセスのしやすさも大きな魅力だと思います。車でも都心からそれほど時間がかからず来られます。気軽にスタートできるのがいいですよね。
私はYOPIさん、篠さんのようにガンガン走るタイプではないのですが、今後は茨城県内の山のコースをどんどん走ってみたいですね。自分が成長したりチャレンジする姿を動画などで発信して、それを通じて、多くの人に“いばらきサイクリング”に興味を持ってもらえたらと思います」。
今後、「いばらきサイクリングナビゲーター」の彼女たちが出演・参加するイベントについては、随時発表されていく予定だ。今後も「サイクリング王国いばらき」から目が離せない。
サイクリングいばらき 公式Twitterアカウント
https://twitter.com/CyclingIbaraki
サイクリングいばらき 公式Instagramアカウント
https://www.instagram.com/cyclingibaraki/