福島晋一氏プロデュース「ボンシャンスサイクルベース」に行ってきた!
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2021年5月29日、長野県下伊那郡豊丘村にグランドオープンしたサイクリストのための施設「ボンシャンスサイクルベース」で、eMTBを満喫してきた。
豊丘村てどこ?
豊丘村は長野県の最南部に位置し、2つのアルプスに囲まれ、日本一とも言われる河岸段丘がある人口6700人の村である。冬場の積雪も少ないことから果物や野菜の栽培が非常に盛んで、中でも、松茸は全国有数の産地らしい。そんな豊丘村には、これまでサイクルショップがなかったがアウトドアアクティビティを活用したサイクルツーリズムへの取り組みの一環として、この施設が整備されたというわけだ。ボンシャンスサイクルベースでは、自転車、関連商品の販売や、レンタサイクルとしてeバイク10台、ロードバイク8台他が用意されている。また、シャワーとロッカー備えた更衣室もあり、定期的にレンタサイクルを利用した各種サイクリングツアーが企画されている。
問・ボンシャンスサイクルベース
長野県下伊那郡豊丘村神稲12407
TEL:0265-49-3398
レンタサイクルは、1時間:1500円~借りることができる。
eMTBでグラベルを満喫
初日は、MTBの経験者2人ということで、約20kmのグラベル(未舗装路)ライドにチャレンジ。しかも元日本チャンピオンの福島さんとロードバイクではなくeMTBに乗り、ガイドをしてもらうという、何ともぜいたくな「とよおか旅時間」……。
山の中は「熊出没注意!」ということで、福島さんが用意してくれたのは鈴ではなく、何故か中国の歌謡曲(?)。それを大音量で鳴らしながら(笑)、あっさり頂上まで行くことができた。多少息が上がるも、まったく楽ちんだ。eMTB恐るべし……。
30分程で到着した頂上ではこの景色がお出迎え。しかも神社があったが、人力で階段を上るのは回避した(笑)。
さらに楽しい下りでは、水たまりにわざと入ったりして、全員が小学生に戻ったかのような笑顔になっていた。それにしてもeMTBは最高に楽しい乗物なんで、ロードバイクしか乗らないユーザーにも是非とも一度は乗っていただきたい。
築150年の古民家宿に泊まり、ジビエ料理に舌鼓
この日の宿は築150年の一棟貸し切りの古民家「農家民宿 ひがし」さん。外観は、普通の一軒家なのだが、中に入ってびっくり、いきなり「まんが日本昔ばなし」に出てくるような内観にびっくり……。ここに泊まれるのかと思うと一気にテンションが上がる! さらにこの日の夕食は、こちらの名物「伊那谷(いなだに)ジビエ」と聞き、さらにテンションが上がる。民宿と同じ敷地内にある食肉センターで丁寧に処理された鹿肉は、とても上品で柔らかくて、めちゃくちゃうまい。しかも、居間の暖炉でいただけるなんて最高やんか、、、「とよおか旅時間」。
武田信玄の目線で天竜川を望む
2日目はビギナー向けのコースへ。ちなみに走る前には必ず使用するバイクの選定、フィッティング、安全講習(使い方、乗り方、バランス・スラロームチェック)を実施しているのでビギナーでも安心だ。
最初は平坦な天竜川沿いを走るも、ここは河岸段丘地帯。ひたすら川沿いを走ればフラットだが左右どちらかに曲がると、必ず上りが待っている。しかし、eMTBなので、ビギナーでも問題ない。
石仏が並んでいる旧街道っぽい、うねうねした細い路地を抜けていくと、上りに差し掛かった。どうやら城跡のようだ。そこは公園になっていて、上っていくにつれ、三の丸、二の丸の表示があり、てっぺんの本丸跡に到着したときだった。まるで額縁の中に描かれたような天竜川の姿が現れる。このお城は伊那大島城と言い、武田信玄が三河へ進出するための伊那谷拠点としていたそうだ。
その後もJR飯田線沿いや、集落を横目に見ながらポタリングして、ほぼ信号ゼロでゴールした。そしてゴール後は、ボンシャンスサイクルベースに設置されている村内の竹を活用した竹ボイラーで暖めた足湯に浸かり(無料)、「とよおか旅時間」を満喫した。
サイクリングツアーの紹介
eバイクで行く桃狩りツアー
期間:2021年7月10日(土)~8月18日(水)
内容:eバイクで村内散策と桃もぎ取り体験と食べ放題
※完全予約制
問・「とよおか旅時間」ボンシャンスサイクルベース
TEL:0265-49-3398