東京発! サイクリング コース5 横浜サイクリング
目次
全国でも屈指の観光地、横浜。いろんな楽しみが詰まった港町を、自転車でぐるりとめぐってみよう。市としての横浜は山間部を含む広大な地域を収めるが、多くの人を引き付けるのは、みなとみらい21地区や山下ふ頭がある横浜港の西エリアだ。異国情緒あふれる元町の中華街や外国人墓地まで足を延ばしても、自転車なら半日で楽しめる距離だ。もちろんグルメや展望スポットに寄り道していけば、丸一日あっても足りない。自転車を降りて押し歩く公園や遊歩道も多いので、サイクリング半分、お散歩が半分といった気持ちで気ままにめぐろう。
コース情報
走行距離 約12km
横浜駅→(約40分・約3km)→赤レンガ倉庫→(約40分・約2km)→港の見える丘公園→(約50分・約4km)→横浜中華街→(約40分・約3km)→日本丸→(約30分・約2km)→横浜駅
アクセス
都心から横浜中心地までは約40kmの距離があるので、街めぐりのサイクリングを楽しむなら輪行で時間と体力を節約したい。JR東海道本線を行く列車にはグリーン車の設定があり、輪行袋も置きやすい。サイクリストには利用価値大だ。
定番スポットを丸ごと訪ねる
コースは遠方からもアクセスしやすい横浜駅をスタート&ゴールとしたが、幹線道が入り組んで自転車で走りづらい位置にある。地下鉄の「みなとみらい線」などを利用して、より核心部に近い駅から走り出すのもいいだろう。
山下公園を抜けたら、港の見える丘公園へ向かおう。山手らしく急な坂道が現れるので、きついと感じたら無理せず押していこう。周辺には洋館が多く、横浜外国人墓地もある。異国情緒あふれるエリアだ。横浜中華街も近い。色鮮やかな牌楼(門)をくぐれば、周囲は一瞬でチャイナタウンに変わる。駐輪施設がある料理店は見当たらないが、気さくな店員が「自転車? 見てるからそこに停めてイイよ」と声をかけてくれる。
横浜めぐりのラストは、横浜ランドマークタワーの展望室がおすすめ。走ってきたエリアを一望でき、改めて街の様子がわかって興味深い。
着用ウェア:KAPELMUUR
街乗りが楽しくなる
問:ウエイブワン
スポーツにふさわしい機能と、街や自然が似合うカジュアルな装いを両立させてくれるのが、カペルミュールのサイクルウエア。ふだん着としても着こなせる端正なデザインに、ストレッチ性やUVカット機能を備えているのが人気の理由。渋谷と大阪に直営店があり、試着もできる。
今回ピックアップした魅力いっぱいのコースだけでなく、他にもたくさんのコースを紹介しているサイクルスポーツ特別編集「東京発! サイクリング」は、都民や近県にお住まいで、自転車通勤や休日ライドによってサイクリングに関心が高まっている方へ贈るコースガイドです。都心から自走圏内、もしくは輪行で1時間〜2時間ほどでアクセスできる関東近郊での、超おすすめなサイクリングコースを紹介します。巻頭では、関東を代表する5つの自転車道を徹底リポート。輪行の方法もわかりやすく解説します。日帰りから一泊二日で楽しめる、自転車をとおした「大人の遠足」を提案します。