【ベスビー】注目のグラベルバイク&アイテムピックアップ
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走れるフィールドが広いのがグラベルロードバイクの特徴。「グラベル」とは英語で砂利という意味で、グラベルロードバイクは未舗装路を走るロードバイクということになるが、オフロードで乗らなくても楽しめて、ロードバイクで引き返していたような河川敷のダートの先や、今まで行けなかったフィールドに行けるようになる。そんなグラベルロードバイクの中からベスビーのeバイク「JG1」をピックアップしよう。
JG1
価格/36万9600円
SPEC.
フレーム/アルミ
フォーク/カーボン
サイズ/S、M
カラー/オリーブドラブ
重量/15.8kg(サイズS)
リヤハブモーター採用の利点を最大限に生かす
eバイク専業ブランドのベスビーが放つグラベルバイク、それがJG1だ。流麗なカーブを描くフレームはアルミ製で、多くのeバイクがそうであるようにバッテリーをダウンチューブに内蔵。さらにトレンドのドロップドシートステーも採用する。
特徴的なのは、BB付近にモーターを置くセントラルモーターではなく、リヤハブモーターを選択しているということ。一般的なスポーツサイクル並みにQファクターを狭くできること、また見た目にもスマートなのが長所であり、eバイク専業ブランドならではの賢明な判断が見て取れよう。
ハンドルから手を離さずにアシストモードが切り替えられるよう、STIレバーの下にHMIスイッチを設けたり、国内初のフルカラー液晶ディスプレイやスマホとの連携機能を採用するなど、見どころ盛りだくさんなJG1。積載性や利便性を高める純正アクセサリーが豊富なのも見逃せない。
IMPRESSION:適切な電動アシストと自然なハンドリングで行動半径が一気に拡大
カーボン製のフォークとシートポスト、そしてTLR対応ホイールを採用するJG1。前後フェンダーやリヤキャリヤ、キックスタンドを装着した試乗車はそれなりに重く感じるものの、走り出してしまえば電動アシストのおかげでその印象が霧散する。優に15%を超えそうなダートの上り坂も、上から2番目のスマートモードで楽々とパスでき、乗り手はバランスを取ることだけに集中できる。ギャップ通過時の抜重や急な下り坂などで重さが顔をのぞかせるが、気になったのはせいぜいその程度。積載量が増えるほど電動アシストのありがたさを痛感するはずだ。
グラベルで扱いやすいフレアハンドルやセライタリアのサドルなど、充実した装備にも注目。行動半径を拡げてくれるeバイクだ。
RIDER:大屋雄一
モータースポーツにも造詣が深いフリーライター。MTBやグラベルライドもたしなみ、次回SDA王滝のグラベル部門出走も計画している。