「自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会」が国土交通大臣へ要望書を提出
目次
自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会では2021年11月17日(水)、国土交通大臣に要望書を提出した。
令和3年度の重点要望項目は4点となる。
1. 自転車活用推進計画に基づく取組への支援
2. サイクルツーリズムの推進
3. 公共交通機関等への自転車積み込み等に係る支援
4. シェアサイクルの活用推進
詳細は以下のとおり。
要望活動参加者(自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会)
佐伯市・田中利明市長/九州ブロック長(会長)
美唄市・市川厚記副市長/北海道ブロック長(副会長)
北上市・髙橋敏彦市長/東北ブロック長(副会長)
さいたま市・清水勇人市長/関東ブロック長(副会長)
三島市・豊岡武士市長/東海ブロック長(副会長)
守山市・宮本和宏市長/近畿ブロック長(理事)
尾道市・平谷祐宏市長/中国ブロック長(副会長)
自転車活用推進計画に基づく取組への支援
安全で快適な自転車走行環境の整備をはじめとする、地方自治体における自転車活用推進計画に基づくハード・ソフトの取組に対する支援
要望項目
(1)良好な自転車走行環境の実現に向け、地方自治体の管理する自転車走行空間の整備、駐輪場の整備について十分な予算措置を講じるなど、必要な支援をいただきたい。
(2)国、都道府県、市区町村の連携した自転車ネットワークの構築に向け、国においても自転車通行空間の整備を着実に推進いただきたい。
(3)自転車走行空間の整備、交通ルールの徹底、サイクルツーリズムの推進など、地方自治体における自転車活用推進計画に基づくハード・ソフトの総合的な取組を支援するため、国において財政支援を講じていただきたい。
サイクルツーリズムの推進
コロナ明けも見据え、インバウンドを含め多くのサイクリストの各地域への誘客促進および観光振興に向けた、サイクリングルートへの積極的支援
要望項目
サイクルツーリズムの推進による地域の活性化、地域経済の活性化に向け、ナショナルサイクルルートはもとより、国内サイクリングルートの多言語PRや情報発信によるインバウンド誘客の促進、更には走行環境の整備が促進されるよう、積極的な支援策を講じていただきたい。
公共交通機関等への自転車積み込み等に係る支援
サイクルトレイン、サイクルバス、サイクルシップ等公共交通事業者等が実施する自転車積み込み環境づくりの取組の支援など、サイクリストの利便性向上に向けた積極的な働きかけ
要望項目
公共交通事業者等が実施する駅や車両の改修など、公共交通機関への自転車積み込みの環境づくりの取組に対して、国において積極的に支援いただくとともに、情報提供等によって公共交通機関に検討を促していただきたい。
シェアサイクルの活用推進
国でのシェアサイクルの位置付けの明確化やノウハウの提供、シェアサイクルの導入・拡充・運営等に対する支援の実施
要望項目
都市公園や路上等へのシェアサイクルポート設置において、関係者との協議が効率的に行えるよう、先行事例や制度運用の考え方などのノウハウをガイドライン等で示していただきたい。また、自治体へのシェアサイクルの導入や拡充、運営に対し幅広く活用できる財政支援を講じていただきたい。