新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

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新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

 

直接の応援の声

新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

MERIDA X BASEで行われたトークショーには一目みようと多くの人が集まった

新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

午前中のライドイベントではガイドライダーを務めた新城と増田

 
 
 
12月4日(土)、静岡県伊豆の国市にあるMERIDA X BASEにて「MERIDA X BASE プレミアムライド&トークショー」が行われた。
 
朝から少人数に絞ったおよそ2時間ほどのライドのガイドを務めたのは、バーレーン・ヴィクトリアスに所属する新城幸也と、宇都宮ブリッツェンに所属する増田成幸の二人。東京オリンピック男子ロードレース代表メンバーであり、ここ数年メリダのバイクを使用し続けている二人だ。午後からは新城と増田によるプレミアムトークショーや抽選会などが行われた。
 
新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

さまざまな裏話も飛び出したトークショーで笑顔を見せる新城

 
 
 
新型コロナウイルスの影響でジャパンカップやさいたまクリテリウムも昨年、今年と2年連続で中止となったため、特に新城が国内を走るレースはなく、日本のファンと触れ合う機会も久しぶりとなった。
 
午前中のライドでは8人という限られた人数の参加となったため、一人一人がじっくり選手と話す時間を得られ、参加者だけでなく選手としても非常に貴重な機会となったようだ。
 
「強い・弱い関係なく、自転車が好きだっていう人がこうやってライドをしながら楽しく話ができる。それは自転車の魅力の一つだと改めて今日感じました」と、新城は語った。
 
このコロナ禍でファンから声を目にする・耳にする方法も変わった。新城は久しぶりの生の声が沁みていたようだった。
 
「(今回のライドは)いつも来てくださるファンの人もいて、2年前にやったライドぶりの方もいらっしゃいましたし、コロナ禍で制限が多い中で、やっと少しずつですけどイベントができるようになってきて、たぶん皆さんこういう機会を待ってたと思うんですよ。
 
僕らは応援してもらっているんですが、このコロナ禍で、皆さんの声を直に見るのはSNSが多いんです。でもやっぱり顔見て言ってもらえるとうれしいですね。自転車レースも生で見るのと映像で見るのと違うじゃないですか。SNSで見るのと、こうやって人と人とで会って話すのとはやっぱり違って。直接言われるのはやっぱり力をもらえますね」
 
新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

多くの話題を振り返る増田

 
 
増田もまた、じっくり一人一人と話せる喜びを実感していた。
 
「やっとこういうイベントができるようになりましたし、少人数だったからこそ、より深く交わることができました。一人一人がどういうふうな気持ちで自転車乗られてるのかなとか、どういう風に自転車を応援してるのかなとか、そういうところも深く知ることができて、自分にとってもいい機会になりましたね。
 
僕も新城選手と一緒で、SNSだったり、たくさんいる中で『応援してます』『どうもありがとうございます。次も頑張ります』みたいな短いやりとりの機会は結構たくさんあるんですけど、こうしてより詳しくいろいろ意見とか考えとか気持ちとかをやりとりすることができて、また自分自身のエネルギーになったというか、そういう部分はありますね。今日をきっかけにまた来年頑張りたいなというふうなところに繋がりましたね」と語った。
 

新型スクルトゥーラの”速さ”

新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

バーレーン ヴィクトリアスカラーの新型スクルトゥーラ(スクルトゥーラ チーム)

 
 
 
MERIDA X BASEではこの日からメリダ2022年モデルのバイクのレンタルがスタートした。注目は、バーレーン ヴィクトリアスが勝利を量産した第5世代へと生まれ変わった新型スクルトゥーラ(スクルトゥーラ V)だ。
 
新城は、東京オリンピックの後からこの新型スクルトゥーラに乗っているという。新型スクルトゥーラの良い点についてこう語る。
 
「旧型が悪いっていうのではなく、それはそれでいいところがあって、新型は新型のいいところがあります。新型でまず分かりやすいのは、乗っていて”速い”と感じます。ペダル漕いでいないときに。そのスムーズさがポイントです。
 
ワイヤーが完全内蔵されたことによってさらに空力性能がアップして、もう下りとかで焦ることがないですね。下りで前と5m離れたら、普通焦るんですけど、5m離れてもちょっと我慢すれば、すぐ追いつくんですよね。
 
あとはもう結果を見てもらえば。パリ~ルーベも勝てる振動吸収性・快適性もあるし、スプリントでも勝てるし、ましてや今年のグランツールを見てもらえれば、総合もいける。オールマイティな自転車なので、ぜひとも乗ってみてもらいたいですね。しかもね、安いですよね……! コストパフォーマンス高すぎます!」
 
新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

ステム一体型のハンドルと完全なケーブル内装化により空力性能もアップ

 
 
 
増田は今シーズンは旧型のスクルトゥーラをメインバイクとして走った。しかし、今回はこのライドイベントでレンタルし、初めて新型スクルトゥーラに乗ってみたと話す。
 
「今日、実はレンタルして初めて乗ったんですよ。今日から(MERIDA X BASEにて)レンタル開始なので、僕が日本で初めて乗ってるわ!と思ってたら、周りみんな乗ってました(笑)。
 
細かい仕様、ハンドルとかホイールとかは違うんですけど、やっぱりうれしくなって、ちょっと踏んだりしてみました。そしたら、全然反応が機敏で、今まで乗っていたスクルトゥーラよりも反応をダイレクトに返してくれる。硬さがしっかり出てるなという印象を受けました。
 
今日1日簡単に走っただけなんですけど、新城選手も言ってましたが、スピードがすごい伸びる。今回の新型スクルトゥーラは、ケーブルも完全内装になってますし、軽量バイクなんですけど、フレームの形状もよりエアロを追求したような形になっているから、スピードが伸びるというのはそういうところから来ているんだろうなと新城選手の話を聞いていて思いました。
 
レース中にどういう動きをしてくれるかはすごく今から楽しみですね。来年乗ることは決まっているので、実際に手にする瞬間が本当に楽しみですね」
 
新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

スクルトゥーラに限らず、2022年モデルが全てレンタル開始となったMERIDA X BASE

 
 
 
新型スクルトゥーラだけでなく、実際に見て、乗って、進化を体感してみて欲しいと新城は話した。
 
「昨年はリアクトも出て、スクルトゥーラも今年出て、新型はやっぱり進化してるんですよね。なので、このMERIDA X BASEに来てもらって、もちろんその1つ前の型もありますし、カーボンが違うモデルもある。その進化は乗ってみて、体験してもらうとすごく分かると思います。それは絶対に楽しいです。あと、チームエディションしか僕は見ていないので、初めて他のカラーを見たんですよ。カラーもいろんな人が選びやすいと思います。これもいい、これもいいって思いましたね」
 
新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

新城のアンドラへの引っ越しの話や、チームから支給されるサブバイクの台数の話などトークショーのテーマは多岐に渡った

新城幸也、増田成幸 MERIDA X BASEプレミアムライド&トークショー

オリンピック前の合宿の話なども飛び出した

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トークショー後には抽選会やサイン会が行われた

 
 
 

プレミアムトークショーでの裏話

今シーズンの振り返りや裏話、また会場からの質問に回答するなど二人の自然体なトークショーの模様は、以下のアーカイブから見られるので要チェックだ。
 

新城幸也選手&増田成幸選手によるMERIDAプレミアムトークショー