2022の自転車月間ポスターはドロップハンドルの自転車で走る稲村亜美さん
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国土交通省が自転車月間の5月に例年掲出しているポスター用の写真撮影が行われた。ポスターのモデルを務めるのは、自転車のマナーや魅力を発信する自転車アンバサダーに2022年も選ばれたタレントの稲村亜美さんだ。今回のポスターのコンセプトは“日常から非日常まで”。非日常のシーンでは、今までになかったドロップハンドルの自転車が使われている。乗った感想などを稲村さんに聞いた。
稲村亜美さん「自転車は本当にいい乗り物」
稲村亜美さんが、2018年から引き続き、2022年も自転車アンバサダーに就任した。自転車アンバサダーとは、ウェブサイトやポスター、自転車関連イベントへの出演などを通じて、自転車のあるライフスタイルや楽しさなど、自転車の魅力を発信し、より多くの人に自転車活用を呼びかけていく存在だ。
CS:最近の自転車ライフはいかがですか?
稲村:去年(2021年)と重なっちゃう部分もあるんですけど、電車とか不特定多数の方がいる乗り物に乗るより、自転車に乗ろうっていうことの方が増えましたね。
あと最近クルマの免許も取得しまして、より自転車の魅力が分かりました。ゴルフもするので、そういったときはクルマがなきゃいけないと思うんですけど、長距離はもちろんクルマで、中距離というかちょっと近くっていうときは自転車に乗って。このカフェすてきだなって思ったら、クルマだと駐車場を探さなくちゃいけないんですけど、自転車だと駐車場が必要ないのでお得感もありますし、運動もできてるじゃないですか。クルマだと1日100歩も歩いてないみたいな。万歩計で見てびっくりするんですよ。なので自転車の方が確実に健康的ですし、中距離だったら自転車の方がより便利だなと感じたので、本当にいい乗り物だなと、改めて実感しましたね。免許取ったからこそ分かる視点というか。本当に便利です。
またクルマには持っている小径車が積めます。なので今まで遠出していい景色で走るっていうことができなかったんですけど、これからできるじゃないですか。ちょっと幅が広がりますね。
CS:ドロップハンドルの自転車に乗った感想は?
稲村:ドロップハンドルの自転車も何度か乗ったことがあるんですよ。なのでそこまで恐怖心はなかったですし、あと何かかっこいいじゃないですか、ドロップハンドル。ちゃんと自転車乗ってる人だな感を出せるので、ちょっと大きい顔というか、誇らしい気持ちにはなりました。すごくいい自転車でしたね。ギヤは一番軽い設定にしてもらっていたんですけど、その割にはすごいすいすい進めましたし、この道も多少なりとはアップダウンがあったんですけど、何の不備もなく、辛いなっていう気持ちなくこげる自転車だったので、すごくいい気持ちでしたね。あと海沿いを走ったのが久しぶりですね。何度かしまなみ海道とかを走らせていただいたんですけど、東京の海沿いを走るのは初めてだったかと。川沿いとかはあるんですけど楽しかったです。
CS:自転車アンバサダーに選ばれた意気込みを教えて下さい。
稲村:今年も自転車の魅力をより多くの方に発信できるよう精一杯頑張りますので、皆さまも自転車ライフを楽しんで、春、夏、秋、冬、私ももっともっと自転車を乗りこなしていきたいなと思います。去年より乗りそうですね。予感がします。今年はたぶん自転車に乗る時間が倍以上になる気がするので、楽しみたいと思います。
2022年のポスターのコンセプト
ポスターのコンセプトについて、担当者の国交省自転車活用推進本部の羽田野太貴さんは次のように話す。
「自転車がより多様に使われるようになってきたような社会情勢などを踏まえて、今年は複数カットを掲載することで、日常から非日常まで自転車が愛用されていることを演出できればと狙って撮影をさせていただいた形です。主にカフェと花屋さんについては、日常を特に強く演出するようなイメージで。走るシーンは、実際に稲村さんに自転車に乗っていただき、特に自然が豊かな、海の抜けるような絵をバックにした非日常。走る爽快感などを伝えられればと思っています」
「機材についても最新のものということを主眼において、搭載しているコンポーネントもディスクブレーキだったり、グラベルロードに近いようなツーリングバイクを走行シーンの自転車として採用しています」