目指せ「ツールド関西」！よしもと自転車ブ！結成。5月初イベント開催

2022.05.02
その他

お笑いの街・大阪を代表する企業である吉本興業が、「よしもと自転車ブ」を立ち上げた。更に5月には自転車のイベントを開催するという。

イベントには元プロロードレーサーであり現在吉本興業が支援する、ふるさとアスリートの辻善光(つじよしみつ)さん、「奈良住みます芸人」の十手リンジンの2人が登場するそうだ。3人に直接話を聞けるということで我々八重洲出版大阪支社の2人（大阪住みます会社員）は、難波にある吉本興業大阪本部に向かった。

※吉本興業では以前から所属芸人の趣味や特技を活かして、人がつながり新たな居場所をつくる部活動プロジェクト「ブカツ！」に取り組んでおりさまざまな「○○ブ！」がある。

先に初開催のイベントについて説明しておくと、5月14日（日）に奈良県で開催。現在クラウドファンディングサイト内で参加者を募集している。コースは辻善光さんが引いたコースで食事やビンゴ大会、余興などのレクリエーションも予定されているそうだ。

詳細はこちらから
https://cf.fany.lol/projects/3225

自転車ブ！が立ち上がった経緯やイベントについて、辻善光さんに話を聞いた。

自転車を持っていない人まで参加出来る自転車イベント

よしもと自転車ブ

辻善光（つじよしみつ）さん

「僕が一番思っていたのは、近年自転車界でガチ感が強くなりすぎていることが嫌だったんです。自転車さえあれば気軽にサイクリングを楽しめるのが自転車の良さなのに、速さや軽量化などを求める人が多すぎることに違和感があって、もっと気楽に楽しめる人達を増やしたいと思っていたけど、プロの世界で走っていた自分が1人で「サイクリングイベントやりましょう」と声をかけても集まるのはローディーだらけになってしまうので、芸人さんの力を借りて、吉本だからこそできる自転車ブとして立ち上がり、イベントを開催することになりました。本当に初心者大歓迎なので今回のイベントでは自転車を持っていない人向けにレンタサイクルも5台用意しています。パナソニックサイクルテックさんのフラットバーの電動アシスト自転車、ジェッターです。それだけでもハードルの低さが伝わると思います。」

十手リンジンの2人はマラソンが得意で、なんと2人揃ってサブ3(フルマラソンを3時間以下で完走すること)を達成しているというアスリート芸人。そんな2人に自転車経験やよしもと自転車ブ！に対する想いを聞いた。

よしもと自転車ブ

十手リンジン／エナジー西手（にしで）さん

「ビーチクルーザーで毎日実家から難波まで往復20km近く走っていたことから参加することになったテレビ番組の企画で初めてロードバイクに乗ったのが2011年のトライアスロンイベントでした。今は奈良住みます芸人として奈良のヒルクライム大台ヶ原には僕ら十手リンジンでMCを担当しつつ毎年参加しています。とはいえ自転車の知識は正直少ないので、イベントでは詳しい方には教わったりしながらも盛り上げる方は僕らに任せてもらえれば。また奈良住みます芸人なので奈良の良さを教えられます。イベント、自転車を通して地域を盛り上げていけるのがこの自転車ブのいいところの一つだと思います。」

ちなみにエナジー西手さんが話すトライアスロンイベントではスイム、バイク、ランを3人がリレーで分担し、エナジー西手さんはバイクを担当。初めてロードバイクに乗ったにも関わらず、なんと区間1位を記録しバイク開始時30位（60組中）だった順位は3位にランクアップ、ランは十田さんが担当し、最終的には2位でフィニッシュしたそうだ。（スイムはすゑひろがりずの南條さんが担当）

よしもと自転車ブ

十手リンジン／十田卓（じゅうだたく）さん

「僕も相方と同じく2011年のイベントの流れでロードバイクを入手しました。岡山国際サーキットで開催されている、夜中に8時間走るミッドナイトエンデューロなどに参加した後、一旦お休みしましてバイクは5年ほど蔵に眠ることになりました。その後弱虫ペダルにめちゃくちゃハマって、今回の自転車ブの話も頂いて是非！ということで参加することになりました。」

ここで相方エナジー西手さんから「今のまとめたら、サボって漫画読んでただけやん」と指摘が入ると「でも僕みたいなルーラー*な方も多いと思うんですよ。脚質ルーラーな方も」と不思議な（?）主張で応戦。

*ルーラーはロードレースの選手の脚質の1つ。平地を一定のペースで走り続ける独走力のある万能選手のことを指す。