ディスクブレーキの特徴とは?メリットや注意すべきことを再確認

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自転車協会 ディスクブレーキ

近年、ロードバイクにおいても、ディスクブレーキの装着比率が高まっています。ロードサイクリストにとって、旧来のリムブレーキ(キャリパーブレーキ)と比べて、まだ馴染みがそれほど深くないディスクブレーキ。「ENJOY SPORTS BICYCLE」の記事で、改めてディスクブレーキの取扱いのポイントを紹介します。

 

安定した高性能が魅力

世界最高峰のロードレース「ツール・ド・フランス」で、ディスクブレーキの使用が解禁されたのが2018年。それから4年たった現在、本格ロードバイクの市場では完全にディスクブレーキ仕様が主流となり、ブランドによってはディスクブレーキ仕様のみが販売、といった例も出てきています。クロスバイクにおいても、ディスクブレーキの採用例が増えてきました。

ディスクブレーキのメリットは、安定した高い制動力です。油圧式が主流であることも手伝って、軽く握っても十分な制動力が得られます。雨天時にも性能低下が少なく安心して走れるなど、性能面では安心と安全をもたらす、レーサーに限らず役立つ装備となっています。

一方で取扱いについては、旧来のブレーキとは多少異なる部分があり、いくつか覚えておきたいポイントがあります。

自転車協会 ディスクブレーキ

ホイールの中央部に取り付けられたディスクローターをパッドで挟み込むことで制動力を生みます

 

自転車協会が運営するスペシャルサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」では、ディスクブレーキに関する記事も掲載しています。ディスクブレーキ初心者のロードサイクリストは、まず「ディスクブレーキのロードバイクを取り扱うときに注意すべきこと」の記事が役に立つでしょう。初歩的なディスクブレーキの知識と、管理のコツを知ることができます。

 

動画でもチェック!マウンテンバイクから学ぼう

マウンテンバイクではディスクブレーキが2000年過ぎから普及が始まり、ロードバイクより10年以上先行して標準的な装備となりました。取扱いのノウハウもロードより多く蓄積されていますが、幸いなことにマウンテンバイクとロードバイク、クロスバイクでは、ディスクブレーキの構造に決定的な違いはありません。つまり、ディスクブレーキの扱い方を知りたければ、マウンテンバイクの知識が役に立つのです。

例えば、マウンテンバイクのプロフェッショナルに聞いた「ディスクブレーキのブレーキパッド、交換時期の目安は?」では、消耗品であるブレーキパッドの状態の確認方法を紹介しています。ブレーキパッドはすり減ったまま無理に使い続けていると、ディスクローターを傷つけたり、ブレーキ本体の破損にもつながります。定期的なチェックと、早めの交換を心がけましょう。

自転車協会 ディスクブレーキ

消耗したブレーキパッドを使い続けると、ディスクローターを傷つけてしまう恐れがあります

 

また『知りたい!マウンテンバイクのキホン』の動画では、ディスクブレーキについての基本的な知識を、動画でわかりやすく解説します。ブレーキの引きしろ調整はこだわっておきたいセッティングですが、ロードバイク用のブレーキレバーも、隠されたネジを回すことで、引きしろを調整することができます。

 

自転車協会スペシャルサイト ENJOY SPORTS BICYCLE