【カブト】グラベルバイク&アイテムセレクト2022

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Presented by OGK KABUTO

日本国内でもますます盛り上がるグラベルロードシーン。それと共にグラベルバイクや、それに向けたウェアやアイテムも充実していっている。ここではカブトのヘルメット「FM-X」をピックアップし、実際の使用感と共に紹介。グラベルライドの楽しみをもっと充実させるために、最新のトレンドをチェックしよう。

 

FM-X

FM-X
エフエム エックス

価格/7920円

spec.
サイズ/M/L(頭周の目安:57-59cm)
カラー/マットオリーブ、マットブラック、マットグレー、マットコヨーテ、マットイエローグリーン、マットアッシュブルー
重量/280g(M/L)
※JCF(公財)日本自転車競技連盟推奨

 

カブトとは

1982年にオージーケー販売として設立され、2006年にオージーケーカブトへと社名を変更。オートバイ用、自転車用のヘルメットメーカーであり、レースシーンだけでなく、かぶる人全ての命を守ることを理念とする。

 

後頭部までフォローマルチに使える秀作

ジャパニーズブランドのカブトから、グラベルライドにピッタリなヘルメットが登場した。FM-Xと名付けられたこの新製品。短めの可動式バイザーや後頭部まで覆う帽体デザインなどから、MTBなどオフロードをターゲットにしているのは明らかだ。その一方で、主張を抑えた形状や普段着にも似合うマットカラーを取り入れることで、クロスバイクでのタウンライドにも対応できるのが特徴だ。

泥や草木などから目を保護するバイザーは、かぶったままでも簡単に角度を5段階に調整でき、最も上げた状態にするとゴーグルを固定するのに便利だ。また、帽体のエアホールはアイウェアをホールドしやすい形状とされる。内装のノーマルインナーパッドは通気性を重視したもので、汗を額からこめかみ側へと流すことで目に入りにくいように工夫している。

カラーバリエーションはマット系のみ6種類で、価格は7920円と実にお手頃。これからグラベルライドを始める人は要注目だ。

 

FM-Xのバイザー

標準装着の可動式バイザーは角度を5段階に調整可能で、補修パーツとしても用意されている。帽体のエアホールはバイザーの角度に関係なくアイウェアをホールドしやすい

XF-8アジャスター

後頭部のXF-8アジャスターは、帽体側の取り付け位置を変えることで高さを4段階に調整可能。サポート部分に適度なしなりを持たせたスプリング構造で高いフィット感を実現

FM-Xにゴーグルをホールド

バイザーを最も上げた状態にすると、このようにゴーグルをホールドできる。また、帽体のフロント形状もゴーグルの装着を想定したデザインとされ、不快な違和感を排除する

 

impression:フィット感優秀、守られている安心感は絶大

サイズ設定はM/L(57-59㎝)の1種類のみ。私の頭は大きめなので、カブトの製品ならL/XL(59-61cm)を選択することが多いのだが、このFM-Xはすんなりかぶることができ、後頭部にあるダイヤル式のアジャスターを何クリックか回すことができた。ロード用ヘルメットよりも明らかにかぶりが深く、後頭部まで守られているという安心感は、グラベルライドにおいて心理的な余裕を生んでくれるはずだ。そして、バイザー付きながら参考重量は280gと軽い部類であり、通勤通学などタウンライドにおいても気軽にかぶれるだろう。通気性については、ロード用の上位モデルほどではないが十分に風の流れは感じられる。自信を持ってオススメできる良作だ。

 

FM-Xを被って走る大屋さん