愛車の調子は大丈夫?オフシーズンに行いたい基本メンテナンスを紹介

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自転車協会 メンテナンス

いよいよ年の瀬。部屋の大そうじとともに、今年一年頑張ってくれた愛車もキレイにして労ってあげましょう。ロードバイクなどスポーツ用自転車は、定期的なメンテナンスと消耗品の交換が必須です。愛車をしっかり整備して、気持ち良くライドできる状態で新年を迎えましょう!

 

メンテナンス、具体的に何をすればいい?

自転車協会が運営するスペシャルサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」では、スポーツ用自転車を楽しむために役立つ各種情報を幅広く掲載しており、メンテナンスの記事も充実しています。まずはセルフメンテナンスの基本を知っておきましょう。

基本の基本は「買ったら最低限これをやる! スポーツバイクのメンテナンスのこと」で解説していますが、まずは“空気入れ”です。皆さんはどの程度の頻度でロードバイクのタイヤに空気を入れていますか? できれば最低でも週に1回は、しっかり適正空気圧に空気を入れ直したいもの。タイヤの空気は放っておくと自然に抜けてしまう(それも思ったよりも早く!)ものなのです。

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タイヤの空気入れ(空気圧管理)はセルフメンテナンスの基本中の基本です。タイヤには適正空気圧があるので、空気圧計付きの空気入れを用意して、まめに空気を入れてあげるようにしましょう

 

次にやっておきたいのは、注油と、自転車の清掃や洗浄です。ロードバイクは機械部分がほぼ露出しているので、定期的な注油は必須です。また、汚れも溜まりやすいので、定期的にキレイにしたうえで注油できればベターです。大そうじを兼ねて全体を洗車するのも良いでしょう。洗車のポイントは「悪天候ライド後の洗車法」を参考にしてみてください。寒くて洗車はツラい…という人は、最近はスポーツバイクの洗車サービスというものもあるので、利用してみるのもいいでしょう。

 

消耗品を交換しよう

自転車をキレイにするだけでなく、各部の消耗品もチェックしておきましょう。「ロードバイクの消耗品の交換頻度は? タイヤ・チェーン・ブレーキパーツの目安」では、定期的な交換が必要な消耗品と、その交換のポイントを解説しています。消耗度合いをチェックして都度交換してもいいですが、1年に1回を目安に全体的に交換するのもよいでしょう。ライド時のフィーリング向上も、より体感できるはずです。

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ディスクブレーキのパッドも消耗品。摩耗しきったまま使っていると危険です

 

ただし、消耗品全体を交換するとなると、手間がとてもかかってしまいます。そこでおすすめしたいのが、スポーツバイク専門店でのオーバーホールです。細かい調整やチェックをプロの目と技術に任せることで、手間を省けるだけでなく、愛車を確実に良いコンディションに保つことができるでしょう。

ちなみに、定期的なメンテナンスを怠ったり、自己流でパーツを組み付けたりしていると、いろいろな不具合が起きる場合があります。自転車いじりはそれ自体が楽しいものですが、「整備不良がもたらす恐怖、自転車は命を預ける乗り物だと心得よう」を読んで、致命的な不具合は起こさないように注意しましょう。また「メカトラブル辞典」では、部位ごとのありがちなメカトラブルと、その原因について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

「ENJOY SPORTS BICYCLE」ウェブサイト