ストラバ、アウトドア・アドベンチャープラットフォームの「FATMAP」を買収

FATMAPの3Dマッピング技術により、アウトドア・アドベンチャーをより簡単に発見、共有。最高クラスのデジタル体験を提供

アスリートのためのソーシャルネットワークサービスをリードし、1億人以上のアスリートが参加する世界最大のスポーツコミュニティのStrava(ストラバ)は、アウトドア・アドベンチャーの発見、計画、ナビゲーション、記録のためのモバイルアプリ「FATMAP」を買収したと発表した。

この買収により、ストラバのサブスクライバーは「FATMAP」の全サービスを利用できるようになる。

 

ストラバ FATMAP

 

ストラバ FATMAP

 

ストラバ FATMAP

 

今回の買収は、アクティブなライフスタイルを目指す人々に最高クラスのデジタル体験を提供するための、ストラバの継続的な投資の一部。

「FATMAP」は独自の3Dマッピング技術の開発を行ってきており、そのグローバル規模の地図技術は、今後ストラバが提供するサービスの全域に適応される。厳選されたローカルガイドやPOI(points of interest)、そして安全情報などを活用することで、アウトドア体験の発見や計画に役立てることができる。

 

ストラバ共同創設者&CEO マイケル・ホーヴァス氏のコメント:
「2022年、世界中のアクティブな人々がストラバで保存・おすすめしたルートは、約1000万件にのぼりました。地図とツールは、コミュニティに日常的な価値を提供し、モチベーションにつなげる上で非常に有効です。アウトドアの楽しさを通して、より多くの人に動くきっかけを作るというビジョンを、FATMAPと共有しています。私たちにとって、地図の目的や探索を促す方法を再考する機会は、差別化されたアウトドア体験を提供する大きな利点となります。」

 

FATMAPの技術は、トレイルやアウトドアの探索に特化しており、携帯電話の圏外でも、地図の確認やナビゲーションを行うことができる。FATMAPを利用するハイカー、マウンテンバイカー、スキーヤー、トレイルランナーのコミュニティは、すでに世界100カ国以上で活動している。

今回の買収により、ストラバの80億件以上のアクティビティデータと組み合わさり、ゲレンデ、トレイル、街中、郊外を問わず、アクティブな人々の体験に基づくユニバーサルマップの構築を可能にする。

ヨーロッパを拠点とするFATMAPは、2013年にミーシャ・ゴポールとデヴィッド・コーウェルによって設立された。シャモニー、ベルリン、ヴィリニュスのオフィスを中心に、ヨーロッパに在籍する社員約50名がストラバの傘下に加わる。ゴポールは、FATMAPのCEOとしての現在の役職から、ストラバのCPO兼CTOのスティーブ・ロイドの下で、ストラバのVP of Productに就任する。

 

Strava VP of Product ミーシャ・ゴポール氏のコメント:
「私たちは、アウトドア体験をより身近なものにするというミッションのもと、FATMAPをスタートさせました。他の地図のプラットフォームが道路や都市をナビゲートするために設計されているのに対し、私たちは人々がエクスプロレーションをするために特化した地図を作りたいと思いました。ストラバと力を合わせることで、世界中のより多くの人々が安全かつ持続的に自然を探索できるようにするための新たな可能性につながり、またそのための開発を促進することができます。」

 

今回の買収は、昨年からの様々なプロダクト・アップデートに続くもので、新しいトレイルスポーツタイプの導入や、ルート作成機能の強化などが含まれている。また、2022年夏にスポーツをする人向けの怪我予防とプレハビリテーションに特化したアプリであるRecover Athleticsを買収して以来、2社目の買収となる。これらの追加は、人々にアクティブライフスタイルを過ごすためのツールやモチベーションを提供し、サービス価値の向上を見据えた着実な技術投資と考えている。

また、ストラバは最近、ラケットスポーツ(テニス・卓球・スカッシュなど)、ピラティス、HIITを含む9種類の新しいスポーツタイプの追加を発表した。50種類のアクティビティに対応したこのコミュニティ・プラットフォームは、今回の一連のアップデートや買収を通して、サブスクリプションの内容も更に充実していく。

ストラバのアプリを無料でダウンロード:iOS | Android

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