UCIワールドツアーのGP・ド・モントリオール2023 でA・イェーツが初優勝
UCIワールドツアーの第12回GP・ド・モントリオールが、9月10日にカナダで開催され、英国のアダム・イェーツ(UAEチーム・エミレーツ)が、フランスのパヴェル・シヴァコフ(イネオス・グレナディアズ)を一騎打ちのゴール勝負で打ち負かして初優勝した。
3位にはスペインのアレックス・アランブル(モビスターチーム)が入った。
今年のモントリオールは雨のレースになった。アダム・イェーツはUAEチーム・エミレーツがコントロールし続けた集団から、ゴールまで残り10.5kmの坂でアタックし、ついて行けたのはシヴァコフだけだった。シヴァコフは頂上の手前で一度遅れたが、下りで再び先頭のアダム・イェーツに追いつき、協力してゴールを目指した。この2人は昨シーズンまでチームメイトで、来シーズンはシヴァコフがUAEチーム・エミレーツに移籍するため、再びチームメイトになる予定だ。
2人は10数秒差を守ってアップヒルのゴールに到着し、最後は残り200mからのスプリント勝負をアダム・イェーツが制した。今大会は昨年タデイ・ポガチャルが優勝していて、UAEチーム・エミレーツは2年連続でレースを制覇した。
■初優勝したアダム・イェーツのコメント
「本当に長い1日で、レースはとても過酷だった。チームメイトたちはボクのために完璧な仕事をしてくれて、ハイペースを設定してくれた。ボクにはすごい爆発力はないから、我々が厳しいペースを設定すれば、最高の成績を得るチャンスが生まれると分かっていたんだ。最終周回で我々はエンジン全開で行き、それは完璧だった。
上りですごいスピードを出して行ったが、シヴァコフはまだ付いてきていた。だから彼は明らかに良い脚を持っていて調子が良かった。たぶんスプリントではちょっとだけ速いかもしれないと思い、そのとおりになった。ボクは何年もこのレースで勝とうと努力してきて、2015年には2位になった。それは大昔の事で、良い思い出だ。でも今日は勝てたんだ」
■第12回GP・ド・モントリオール結果
[9月10日/UCIワールドツアー/カナダ/221.4km]
1. Adam YATES (UAD / GBR) 5h54’02”
2. Pavel SIVAKOV (IGD / FRA) +3”
3. Alex ARANBURU DEBA (MOV / ESP) +12”
4. Valentin MADOUAS (GFC / FRA) +12”
5. Simone VELASCO (AST / ITA) +12”
6. Simon Philip YATES (JAY / GBR) +12”
7. Ben O’CONNOR (ACT / AUS) +17”
8. Ion IZAGUIRRE (COF / ESP) +24”
9. Mattias SKJELMOSE JENSEN (LTK /DEN) +29”
10. Marc HIRSCHI (UAD / SUI) +29”