フランスのプリドールが逝去
フランスの偉大なチャンピオン、レイモン・プリドールが、11月13日にフランス中部リモージュのサン・レオナール・ド・ノブラの病院で亡くなったとレキップ紙が報じた。83歳だった。彼は今年10月8日に疲労で入院していた。
1936年生まれのプリドールは、60年代から70年代に活躍し、1961年にミラノ〜サンレモ、1963年にフレッシュ・ワロンヌで優勝。1964年にはブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝し、パリ〜ニースでは1972年と1973年、ドーフィネ・リベレでは1966年と1969年に総合優勝している。
ツール・ド・フランスで5回優勝した故ジャック・アンクティル(フランス)と同世代だったこともあり、プリドールはツールでは優勝できず、表彰台に8回(2位に3回、3位に5回)上がって『エターナル・セカンド(永遠の2位)』とも呼ばれていたが、フランスでは非常に人気があった。
近年はA.S.Oのオフィシャルパートナーであるリヨン銀行(LCL)のアンバサダーとして、プリドールはツール・ド・フランスやパリ〜ルーベに帯同し、ビラージュでファンサービスをしたり、表彰台で若い選手たちを祝福していた。今年7月のツール・ド・フランスでも、元気な姿を見ることができた。
プリドールの娘はオランダ人選手のアドリ・ファンデルプールと結婚し、ダービッドとマテューの兄弟を授かった。プリドールはしばしばシクロクロスのレースにも来場し、孫たちの活躍に目を細めていたものだった。
マテュー・ファンデルプール(コレンドン・シルキュス)が、今年のパリ〜ルーベの招待を辞退しことを、プリドールは非常に残念がっていた。孫たちがフランスのロードレースで活躍する姿を見るのを楽しみにしていただろうと思うと非常に残念だ。
ファンデルプールはインスタグラムに祖父との写真を掲載し「いつもとても誇りに思う」とコメントしていた。
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*サイスポ・ニュース:シクロクロス欧州選手権2019はオランダのファンデルプールが3連覇