第19回アジア競技大会・トラック男子チームスプリントで日本代表が金メダル獲得

2023.09.27
レース

photo Sonoko TANAKA／日本自転車競技連盟

『第19回アジア競技大会』中国・杭州DAY-2が2023年9月26日に開催され、トラック男子チームスプリントで日本代表が金メダルを獲得した。

第19回アジア競技大会・トラック男子チームスプリント

トラックチームスプリント（男子）

予選を中国に次ぐ2位で通過した日本代表（⻑迫吉拓、太⽥海也、小原佑太／中野慎詞）は、1-2位決定戦でその中国と激突。1走、2走と中国にリードを奪われる苦しい展開だったが、3走の小原が逆転して見事に優勝した。

タイム42秒934は、日本記録（＝アジア記録）には僅かに及ばなかったが、大会記録更新となった。

※予選のみ、3走は中野。1回戦、1-2位決定戦の3走は小原

第19回アジア競技大会・トラック男子チームスプリント

【男子チームスプリント（1-2位決定戦）】（250m×3周）
1位日本/42.934（⻑迫吉拓、太⽥海也、小原佑太／中野慎詞）
2位中国/42.968

【小原選手のコメント】
「アジア大会は、初出場初優勝で嬉しいです。ネイションズカップや世界選手権とは違う緊張がある戦いで楽しかったです。予選は中野選手で1回戦からの出場でしたが、むしろ普段よりラクに走れた印象です。今夜は金メダルを抱きしめ寝ます」

【太田選手のコメント】
「今回は、予選から3本走りました。予選で中国に僅差で負けましたが、1-2位決定戦では最後の最後で逆転できて、すごく良かったと思います。とても良い環境で準備ができて、今までにないようなプレッシャーも感じながら、1戦1戦しっかり戦えたと思います。チームスプリントで勝てましたので、この後のスプリント、ケイリンにも弾みになったと思います。」

【長迫選手のコメント】
「まず、率直に言って今日金メダルが獲れて嬉しいです。今日は、予選から各チームが強くて、特に中国が強くて、予選も1回戦もタイムで負けてしまいましたが、最後に優勝することができて嬉しいです。毎日の練習環境のクオリティの高さが、この金メダルに繋がったと思います。」

【中野選手のコメント】
「今回の初めてチームスプリントに参加しましたが、今回の優勝はいつも走っている本メンバーのお陰で優勝できましたので、みんなに感謝したいと思います。自分も小原選手のような走りをしなければ、このチームに加わることはできないと思いますし、小原選手と同じパフォーマンスを出せるように、技術や力を身に付ける必要があると感じました。チームスプリントで良い流れができたので、個人種目でも頑張ります。」