第19回アジア競技大会・女子ケイリン／トラックチームパシュートで日本代表が金メダル獲得

2023.09.28
レース

photo Sonoko TANAKA

『第19回アジア競技大会』中国・杭州DAY-3が2023年9月27日に開催され、日本代表はトラックチームパシュートで男女共に金メダルを獲得。女子ケイリンでは、佐藤水菜が金メダルを獲得した。

トラックチームパシュート（男子）

レース前半は中国に先行を許すも、後半に逆転した日本代表（松田祥位、窪木一茂、橋本英也、兒島直樹）はじわじわとその差を広げ、大会記録となる3分52秒757で優勝した。

photo：Sonoko TANAKA

【男子チームパシュート（1-2決定戦）】4km(250m×16周)
1位日本（松田祥位、窪木一茂、橋本英也、兒島直樹） 3:52.757
2位中国　3:56.277

【橋本選手のコメント】
「勝てて良かったです、最高です。チームメイトそれぞれが、ベストのパフォーマンスを出すことができて、本当に良かったです。オリンピック目指す立場では、アジア大会を勝つのは当然というところで、取りこぼさずにしっかり勝ち切れました。パリオリンピックを目指せる環境を作ってもらえるのは、みなさんのお陰だと思っています。来年のオリンピック、その先の自転車界のためにも、これからも頑張って行きます。」

トラックチームパシュート（女子）

毎ラップごとに一進一退の攻防となる中、レース後半には中国優勢の展開で迎えた最終ラップで見事な逆転劇を演じた日本代表（梶原悠未、垣田真穂、内野艶和、池田瑞紀）が、大会記録を更新する4分21秒224で優勝した。

photo：Sonoko TANAKA

【女子チームパシュート（1-2決定戦）】4km(250m×16周)
1位日本（梶原悠未、垣田真穂、内野艶和、池田瑞紀）4:21.224
2位香港　4:21.285

【梶原選手のコメント】
「勝てて良かったです、ホッとしました。才能のある、高いモチベーションを持った若い選手が入って来てくれて、日本代表全体のレベルを上げることができたので勝つことができたと思います。この勢いで、パリオリンピックに向けてみんなで頑張って行きたいと思います。オムニアムでも、金メダル獲得に向けて頑張ります。」

【内野選手のコメント】
「今日は接戦でしたが、勝てて本当に良かったです。この後、マディソンも控えていますので、また勝てるように頑張ります。」

トラックケイリン（女子）

残り2周で最初に仕掛けた太田りゆが先頭に躍り出た。最終周回に向かう4コーナー手前から佐藤水菜がラストスパート。先頭で迎えた最終周回、中国選手の猛追を受けるも、そのまま押し切って優勝、金メダルを獲得した。

photo：Sonoko TANAKA

【女子ケイリン（決勝）】250m×6周
1位佐藤水菜（日本）Winner
2位 WANG Lijuan（中国）+0.070
3位 ZHANG Linyin（中国）+0.418
6位太田りゆ（日本）+0.882

【佐藤選手のコメント】
「2人の中国選手が力を付けて来ている中で、しっかりと自分の力で押し切って勝てたのは、すごく嬉しかったです。今大会のバンクはとても特徴があるのですが、私はすごく好きで良いイメージを持って今日は走ることができました。スプリントでは、ハロンでしっかり自己ベストを出して、また優勝できるように頑張ります。」

【太田選手のコメント】
「あまり納得の行くレースを全体的に出来なかったです。少しずつミスが重なって、決勝ももったいなかったと思っています。決勝は早く動き過ぎてしまいました。次はスプリントですので、がっかりする結果にならないよう頑張りたいと思います。」