『第19回アジア競技大会』中国・杭州DAY-4が2023年9月28日に開催され、日本代表はトラック競技の女子マディソン、男子オムニアム、男子スプリントで金メダルを獲得した。

トラック スプリント（男子）

日本代表の太田海也は、準々決勝、準決勝と1本も落とすことなく決勝に駒を進め、その決勝もきっちりと2本先取して優勝、金メダルを獲得した。

同じく、準々決勝に進出していた中野は、その準々決勝で敗れ最終的に6位でレースを終えた。

photo：Sonoko TANAKA

photo：Sonoko TANAKA

【男子スプリント（決勝】250m×3周
1位 太田海也（日本）Winner／Winner
2位 ZHOU Yu（中国）+0.418／+0.213

【太田選手のコメント】
「決勝は、特にレース内容が良いわけではなく、今回は自転車の神様が味方してくれて勝てたようなものですので、実力だと思わずに今後も自分の苦手な部分を克服して行く必要があると思いました。オリンピックに向けて、ここでは絶対に勝たなくては行けないと思っていましたので、その気持ちが現れた勝利だったと思います。ケイリンが残っていますが、コンディションも整っていますので、しっかり勝てるように頑張ります。」

トラック マディソン（女子）

内野艶和、垣⽥真穂のコンビで参戦の日本記録は、全てのスプリント周回でポイントを獲得しながら終始優勢にレースを進め、最終スプリント周回も1位となり、合計50ポイントまでポイントを積み上げて優勝、金メダル獲得となった。

photo：Sonoko TANAKA

photo：Sonoko TANAKA

【女子マディソン（決勝）】30km(250m×120周)
1位 日本（内野艶和、垣⽥真穂）50ポイント
2位 香港　40ポイント 3位 韓国　27ポイント

【内野選手のコメント】
「レースでポイント積み上げて行くうえで危ない場面もあったのですが、落ち着いて対応していけましたので、結果的に優勝できて良かったです。次は年明けのアジア選手権になると思いますが、この勢いでしっかりUCIポイントを獲得して、マディソンでもオリンピックに出場できるように頑張りたいと思います。」

【垣田選手のコメント】
「今日は、内野選手と2回目のコンビだったので、思うようにいかないことが多くて悔しい部分もありますが、金メダルを獲得できてホッとしています。」

トラック オムニアム（男子）

日本代表の窪木一茂は、スクラッチ2位、テンポレース3位、エリミネーション9位、総合暫定4位で迎えた最終のポイントレース。終始、スプリント周回でポイントに絡む走りをしつつ、更に2ラップポイントを獲得して逆転で優勝、金メダルを獲得した。

photo：Sonoko TANAKA

photo：Sonoko TANAKA

photo：Sonoko TANAKA

photo：Sonoko TANAKA

【男子オムニアム】
1位 窪木一茂（日本）178ポイント
2位 LEUNG Ka Yu（香港）143ポイント
3位 ALMANSOORI Ahmed（アラブ首長国連邦）131ポイント

【窪木選手のコメント】
「現地に入る直前に熱中症になってしまい、チームパシュートはみんなのお陰で優勝できましたし、今日も何とか優勝できて本当に良かったです。これで、自分の出場種目は終わりになりますが、本当にホッとしました。これで、ちょっと肩の荷がおりました。」

トラック スプリント（女子）

予選を、佐藤水菜が2位、太田りゆが4位で通過。ともに1回戦、2回戦を無事に突破して、翌日の準々決勝に進出した。

なお、佐藤は予選の200ｍフライングタイムトライアルで日本記録を更新する10秒587を記録した。

佐藤水菜　photo：Sonoko TANAKA

【女子スプリント（2回戦）】250m×3周
1位 佐藤水菜（日本）Winner
2位 WANG Tzu-Chun（台湾）+0.805

【女子スプリント（2回戦）】250m×3周
1位 太田りゆ（日本）Winner
2位 NG Sze Wing（中国）+0.783 

DAY5（9月29日）日本代表の参戦スケジュール

・トラック：男子ケイリン 女子スプリント 女子オムニアム 男子マディソン

第19回アジア競技大会
開催地：中国・杭州
日程：2023年9月23日〜10月8日
https://www.hangzhou2022.cn/En/