第19回アジア競技大会・男子マディソン、女子オムニアム、女子スプリントで日本代表が金メダル

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  • photo Sonoko TANAKA/日本自転車競技連盟

『第19回アジア競技大会』中国・杭州DAY-5が2023年9月29日に開催され、日本代表はトラック競技の男子マディソン、女子オムニアム、女子スプリントで金メダルを獲得した。

 

トラック オムニアム(女子)

梶原悠未は、スクラッチ1位、テンポレース2位、エリミネーション1位で暫定トップで迎えた最終のポイントレース。

当面のライバルとなる香港を相手に緻密なレース運びでポイント差を縮める余地を与えず、最終のスプリント周回をきっちりとトップで駆け抜け、見事に優勝、金メダルを獲得した。

第19回アジア競技大会・女子オムニアム

photo:日本自転車競技連盟

第19回アジア競技大会・女子オムニアム

photo:日本自転車競技連盟

第19回アジア競技大会・女子オムニアム

photo:Sonoko TANAKA

第19回アジア競技大会・女子オムニアム

photo:Sonoko TANAKA

 

【女子オムニアム】
1位 梶原悠未(日本)138ポイント
2位 LEE Sze Wing(香港)127ポイント
3位 LIU Jiali(中国)121ポイント

【梶原選手のコメント】
「今日は戦略的に走ることができて、思い通りのレース運びができました。今日の走りは、来年のオリンピックに繋がると思います。これからも応援よろしくお願いします。」

 

トラック マディソン(男子)

今村駿介、兒島直樹で参戦した日本代表は、序盤の落車が響き、韓国と一進一退のレース展開となったが、最終のスプリント周回で先着したことで、韓国と同ポイントながらも日本代表のポイントが優先されて優勝。金メダルを獲得した。

第19回アジア競技大会・男子マディソン

photo:Sonoko TANAKA

第19回アジア競技大会・男子マディソン

photo:Sonoko TANAKA

 

【男子マディソン】250m×200周
1位 日本(今村駿介、兒島直樹)54ポイント
2位 韓国 54ポイント
3位 カザフスタン 37ポイント

【今村選手のコメント】
「結果的に勝てて良かったです。兒島選手が全部助けてくれたので、兒島選手のためと思って必死でした。途中の落車で、痛みとの闘いでしたが、それでも集中力を切らしたらダメだと思い耐えながら走りました。でも、やってはいけないミスでしたので、今後は気を付けたいと思います。ケガをしっかり治して、オリンピックに向けて再始動して行きます。」

【兒島選手のコメント】
「余裕を持って戦えると思っていたのですが、序盤の落車で思うように走れなくて結果的に接戦となってしまいました。最後はきつかったですが、日本のためにも勝たなくてはいけなかったので、2人で息を合わせて、力を振り絞って頑張りました。今村選手とも初めて組んだのですが、良い経験になりました。」

 

トラック スプリント(女子)

日本代表の佐藤水菜は、準々決勝、準決勝と1本も落とすことなく決勝に駒を進め、その決勝もきっちりと2本先取して優勝、金メダルを獲得した。

同じく、準々決勝に進出していた太田りゆは、その準々決勝を突破するも準決勝で敗れ3-4位決定戦にまわり、最終的に3位銅メダルを確保した。

第19回アジア競技大会・女子スプリント

佐藤水菜 photo:日本自転車競技連盟

第19回アジア競技大会・女子スプリント

太田りゆ photo:日本自転車競技連盟

第19回アジア競技大会・女子スプリント

photo:Sonoko TANAKA

 

【女子スプリント(決勝)】250m×3周
1位 佐藤水菜(日本)Winner/Winner
2位 YUAN Liying(中国)+0.088/+0.789

【女子スプリント(3-4位決定戦)】250m×3周
3位 太田りゆ(日本)+0.122/Winner/Winner
4位 YUAN Liying(中国)Winner/REL/+0.041

【佐藤選手のコメント】
「昨日の予選から、ジェイソンコーチと戦略的に戦って来たのが、良い結果に繋がったと思います。中国の選手はとても強く、アジアの中でも一番警戒していました。その中国の選手に対して、しっかり自分の力を出して勝ち切ったことは凄く自信になりました。この大会を通して、自分の気持ちも凄く前向きになれて、自身の成長も感じられたので、とても嬉しいです。」

【太田選手のコメント】
「今大会は、競技生活のなかでも本当に一番きつかったです。最後、勝ち切ることで今までよりも成長した自分になれると思って一生懸命走りました。きつい中でも踏ん張れたので、来年のオリンピックに繋げられるように頑張ります。」

 

トラック ケイリン(男子)

決勝に駒を進めた中野慎詞であったが、逃げ切りという予想外の展開に対応できず、4位という不本意な結果となった。準決勝で敗退した太田海也は、7-12位決定で先着、全体の7位でレースを終えた。

第19回アジア競技大会・女子オムニアム

中野慎詞 photo:日本自転車競技連盟

第19回アジア競技大会・女子オムニアム

太田海也 photo:日本自転車競技連盟

 

【男子ケイリン(決勝)】250m×6周
1位 ZHOU Yu(中国)Winner
2位 KANG Seojun(韓国)+1.474
3位 SAHROM Muhammad Shah Firdaus(マレーシア)+1.481
4位 中野慎詞(日本)+1.631

【男子ケイリン(7-12位決定戦)】250m×6周
1位(7位)太田海也(日本)Winner
2位(8位)MOHD ZONIS Muhammad Fadhil(マレーシア)+0.058
3位(9位)TO Cheuk Hei(香港)+0.534

【中野選手のコメント】
「ちょっと予想外の展開で、対応できませんでした。それでも、この展開で勝つということは、相手の作戦でもありますし、実力がなければ逃げ切れないと思いますので、そこは相手を認めつつ自分もしっかり反省しなくていけません。稀にある展開でしたが、それでも自分がメダルを獲れなったのは、ちょっとすっきりしないです。これからも、オリンピックに向けて重要な戦いが続きますので、しっかりコンディションを整えて勝ち切れるように努力していきます。」

 

 

【トラック日本代表一同】
トラック競技はこれで終了しました。 応援、ありがとうございました。

第19回アジア競技大会・トラック日本代表

photo:Sonoko TANAKA

 

 

DAY6(10月1日)日本代表の参戦スケジュール

※9月30日は自転車競技の実施はありません

・BMXレーシング(男子・女子)

 

第19回アジア競技大会
開催地:中国・杭州
日程:2023年9月23日〜10月8日
https://www.hangzhou2022.cn/En/