相変わらず速い店長と社長! 第3回を迎えたシクロクロス最速店長&社長選手権は連覇に沸く

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シーズン初戦に大一番がやってきた。全国のシクロクロス足自慢店長と社長が虎視眈々と狙うビッグタイトル、「第3回 アミノバイタルⓇCX最速店長&社長選手権」が2023年10月1日、稲城クロスの最終レースとして開催された。

全国でも2023-24シーズンの初戦となる稲城クロスは、多摩川サイクリングロード沿いというロケーションと会場の温かな雰囲気とで観戦フレンドリーな大会。一般部門にはキッズカテゴリーから60歳以上のマスターズカテゴリーまで、多くのライダーがシクロクロスの苦しさと楽しさを味わった。

店長&社長 ディフェンディングチャンピオンがスタートにつく

第3回シクロクロス最速店長&社長選手権のスタート前

第3回を数えるアミノバイタルⓇCX最速店長&社長選手権には、ディフェンディングチャンピオンの野中秀樹店長(コーダーブルームショップ稲城店)と西谷亮社長(ACTIVIKE)がそれぞれ顔を揃えた。初代最速店長にして昨年2位の向山浩司店長(AKIRUNO-Cycling-Academy-Project)や、今回選手権に初参加となるフランス名門アマチュアチーム出身のボシス・トム社長(株式会社テラインコグニタ)、強豪ローディーとして鳴らす岩佐昭一店長(サイクルフリーダム)ら実力者がスタートラインに並ぶ。

 

柚木伸元

その最後列には全日本チャンピオンジャージの姿があった。U23全日本チャンピオンの柚木伸元(日本大学)は、特別に3周回のみのオープン参加。1分後の時差スタートで日本屈指のバニーホップスキルを持つ期待の若手を集まった多くのギャラリーに見てもらおうという趣向だ。

第3回シクロクロス最速店長&社長選手権スタート

日が傾きかけた15時30分にスタート。スタートダッシュを決めたのは向山店長。それまで開催されていたカテゴリとのスピードの違いに会場がざわめく。早くも一周目から向山店長と野中店長が先行。それを社長カテゴリのトップに位置する田渕君幸社長(TRYCLE.ing、写真下)が全体の3番手で追いかける展開に。

田渕君幸社長

会場を魅了した! U23全日本チャンピオン柚木伸元の走り

柚木伸元

先頭2名が一周回目を終える頃、会場は大きくどよめいた。オープン参加の柚木伸元がシケインをバニーホップで華麗に越え、そのまま大会最大の難所「アミノバイタル・ステア」を流れるように駆け抜けると、そのあまりの速さに誰もが魅了されてしまったのだった。

野中店長

CX最速店長選手権ではライバル関係にある野中(写真上)・向山(写真下)の両店長の争いがもつれるかと思われた矢先、2周目のシケインで早くも野中店長が攻撃に転じる。続くアミノバイタル・ステアを駆け上がり差が開いたことを確認するとそのまま独走体制へ。レース序盤での攻撃に虚をつかれた向山店長は追いかける展開に。

向山店長

後方では全体の3番手争いが最速社長の座を巡る勝負の場となった。田渕社長の後ろにディフェンディングチャンピオンの西谷社長、そしてボシス社長が迫る。白熱したレース展開に、大勢集まった観客からは大きな声援がすべての選手に飛んだ。

田淵社長と西谷社長

田渕の後ろに迫る西谷

ボシス社長

前を追うボシス

 

3周回すべてで華麗なバニーホップを見せた柚木がコース外に出てお辞儀をすると、彼にも大きな拍手が贈られた。なかなか人目に付く機会の少ないU23の全日本チャンピオンジャージだが、その圧巻の走りに柚木伸元の名前を覚えた観客の方は少なくないはずだ。

連覇に湧いた稲城クロス 最速店長&社長はやっぱり速かった

フィニッシュする野中店長

全7周回となったレースは、後半にかけて2番手の向山店長が独走体制の野中店長との差を少しずつ詰めたものの、粘りの走りを見せた野中店長が逃げ切り勝利。開催地の稲城にショップがある地元店長として大きな声援を浴びながら、2年連続のタイトル獲得となった。

西谷社長

全体の3番手で争われた社長選手権は西谷社長がレース中盤にかけて先頭に立つと、追いすがるボシス社長を振り切って優勝。こちらも見事連覇を達成した。全体4位、社長選手権で2位となったボシス社長は「来年も出られるように頑張ります」(=会社を存続させる)と、今年創業したばかりの経営者らしいコメントも。全体5位、社長選手権3位表彰台となった田渕社長は翌週にグラベル世界選手権出場を控えてのよい調整レースになったか。

店長選手権の3番手でフィニッシュをしたのは「昨年からこの大会に出たかったんです」と語る福田育真店長(フタバ自転車店)。鳥取県倉吉市からと遠方の参加ながら、今年開催されたグラベル日本選手権年代別優勝の地脚を見せる結果となった。

以下、店長選手権は4位に片岡誉(轍屋自転車店)、5位に古郡今日史(minzuuBike)、6位に安藤光平(BiciclettaSHIDO)、7位に岩佐昭一(サイクルフリーダム)、8位に佐々木亮(サイクルデイズ)が入り、「走る店長」の力走が光った。

優勝した野中店長コメント

野中店長

「去年以上に負けられない気持ちで臨みました。昨年最速店長になってからウチの店でシクロクロスを始められたお客様が多くいらっしゃって、今日は挨拶回りに忙しかったほどです(笑) 朝はお腹が痛くなるくらい緊張していました。でも始まってみれば落ち着いて走れました。

今年はまだロードシーズンの最中にシクロクロスの初戦、それも店長選手権を一番最初に迎えるというスケジュール。オフロードに慣れる意味でも王滝にエントリーしましたが、それでなんとか間に合わせられたかな、という感じです。今日の会場からも近いですし、コーダーブルームやネスト以外のバイクをお乗りの方にもコーダーブルームショップ稲城店に遊びに来ていただければと思います。シクロクロスを始めたいという方もぜひいらしてください」

最速店長の表彰

社長選手権は4位に地元企業の齋藤和也(株式会社ミネルヴァ)、5位にパーマを当てながら走ったヘアサロンオーナーの松崎圭(フラムルージュ)、6位に奈良県からの参加となった松井響(cycleshop Re Belle.)、7位にダブルヘッダーでレースをこなした影山善明(一般社団法人日本シクロクロス競技主催者協会代表理事)、8位に石山幸風(キャニオンジャパン)が続いた。

最速社長の表彰

社長カテゴリー上位3社長

松崎圭社長 齋藤和也社長

最速メディア選手権も開催!

綾野編集長

なお、レース名にはないが本レースではCX最速メディア選手権も同時に行われており、今年はシクロワイアードの綾野真とサイクルスポーツの中島丈博の両編集長の一騎打ちとなったが、数々のシクロクロスレースそしてグラベルレースの経験を持つ綾野編集長が実力を見せつけ第1回大会以来となる最速編集長の座に輝いた。

最速編集長の表彰

メディア編集長選手権は2人の参加。表彰式のプレゼンターは柚木選手が務めた

最速の長たち

入賞を果たした店長・社長・編集長には、翌日からの忙しい日々へのリカバリーに役立ててもらおうと、大会協賛を務めるアミノバイタルの詰め合わせセットが贈られた。参加したすべての自転車を愛する「長」にリスペクトだ!

 

アミノバイタルⓇ豪華セットを入賞者に贈呈

第2回シクロクロス最速店長選手権アミノバイタル

本レースはサイクリストの挑戦を応援するアミノバイタルⓇが冠スポンサーとなり、店長クラス・社長クラス・編集長クラスの各優勝者、2位・3位に豪華セットが贈呈された。

 

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