2023ジャパンカップクリテリウム トレック、エドワード・トゥーンスが3連覇!
10月14日、栃木県の宇都宮駅前の大通りを使って行われた2023ジャパンカップクリテリウム。
エドワード・トゥーンス(リドル・トレック)が3連覇を果たした。
毎年シーズン終盤、栃木県宇都宮市にて行われるジャパンカップサイクルロードレース。
今回は第30回の記念大会として、非常に豪華なメンバーがそろった。ワールドチームが7チーム、プロチームが2チーム、海外コンチネンタルチームが2チーム、国内コンチネンタルチームが7チームに加えて日本ナショナルチームの計19チームが出場となった。
雲一つなく晴れ渡った10月14日(土)、栃木県・宇都宮市の宇都宮市大通りの特設コースを使ったジャパンカップクリテリウムが1周2.25km×15周で行われた。沿道には多くの観客が詰めかけた。
パレードの2周を終えると、スタートラインの先頭にはまっさきに新城幸也(バーレーン ヴィクトリアス)やルイ・コスタ(アンテルマルシェ・シルキュス・ワンティ)、リドル・トレックのメンバーらが並んだ。
スタートアタックから早速リドル・トレックのメンバーが動き、海外勢を中心に活発にレースが展開する。
3周目に入る前にはなんとジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)がアタック。数人がついていき、結果的にアラフィリップ、アンドレーア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト)、パスカル・エーンクホールン(ロット・デスティニー)の3人の超強力な逃げグループが形成された。
集団は、このジャパンカップクリテリウム3連覇を狙うエドワード・トゥーンス擁するリドル・トレックがコントロール。逃げのメンバーが強力なこともあり、緩むタイミングもなく周回数を減らしていく。
ラスト4周には、集団からさらにルイ・コスタらが追走をかけるが、ラスト3周に入ると集団は一つになり縦一列棒状に。
残り2周のバックストレートで松田祥位(日本ナショナルチーム)が単独での飛び出しも見せたが、バーレーン ヴィクトリアス、リドル・トレックが、スーダル・クイックステップ、コフィディスなど錚々たるメンバーが集団を牽引し、残り1周に入る前に吸収された。
吸収後は、ラスト1周に入るところでカウンターでエーンクホールンがアタックし、再び先頭へ出る。集団先頭は愛三工業レーシングチームが隊列を組んで、エーンクホールンを追う。
集団がエーンクホールンを捕まえると、アラフィリップが最後に集団牽引。スーダル・クイックステップが集団の先頭を占めて最後のヘアピンコーナーをクリアしていく。そのまま、集団の先頭を走ったが、アシストはなく、ラスト300m集団から一人飛び出したトゥーンスが仕掛けると一気に先頭に躍り出た。
フィニッシュ地点から見えるラストのコーナー、最初に見えたのはトゥーンス。
一度後ろを見てから余裕をもってガッツポーズをした後、3連覇の3を指であらわしてフィニッシュラインを一番に切った。
レーススピードは、平均時速49.4km。同じ距離で行われた昨年よりも1分15秒早くフィニッシュするスピードレースとなった。
本戦であるロードレースは、10月15日(日)の朝10時からスタート。1周10.3kmの周回コースを昨年よりも2周長い16周で争われる。天気予報は雨。今日よりもさらに厳しい戦いとなるはずだ。激戦を制するのは果たして誰か。
ジャパンカップクリテリウム リザルト
1位 エドワード・トゥーンス(リドル・トレック)40分59秒
2位 ライリー・シーハン(イスラエル・プルミエテック)+0秒
3位 アクセル・ジングレ(コフィディス)+0秒
スプリント賞
4周目 ジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)
8周目 パスカル・エーンクホールン(ロット・デスティニー)
12周目 ギヨーム・マルタン(コフィディス)
第30回記念 2023ジャパンカップサイクルロードレース
2023年10月14日(土)2023ジャパンカップクリテリウム
会場:宇都宮市大通り周回コース
2023年10月15日(日)2023ジャパンカップサイクルロードレース
会場:宇都宮市森林公園周回コース
公式サイト:
http://www.japancup.gr.jp/