ジャパントラックカップ2日目 女子スプリント予選で日本記録更新 前日勝者が2連勝
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ジャパントラックカップ2日目からは「ジャパントラックカップⅡ」として、前日とは別の2日間の大会となる。その初日の11月17日は、男女スプリント、女子オムニアム、男子マディソンが行われた。
女子スプリント
女子スプリントでは、予選の200mフライングタイムトライアルで佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が10秒563を出して日本記録を更新。勝ち進んだ決勝で前日同様に太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)と対戦し、2本連取で2連勝を決めた。
佐藤水菜コメント
「昨日走った感覚で自己ベスト更新が行けると感じていた。世界との差はまだあるが、この調子でタイムを縮めていければパリ五輪に間に合うかなと少し希望が見えたと思う。強い選手は10秒2台を出しているので、スプリントのテクニック向上とあわせて少しでも世界のトップに近づきたい」
男子スプリント
男子スプリントも前日同様に太田海也(チーム楽天Kドリームス)と中野慎詞(日本ナショナルチーム)の決勝となり、太田が2本連取で2連勝した。
太田海也コメント
「予選のハロン(200mフライングタイムトライアル)は改善の余地がある気がするが、対戦は満足出来るレースが出来た。決勝の中野選手とはお互い隙のない勝負で最後は脚力勝負になった。今年は色々と経験を積めたので、来年はそれらを元にもっと強くなりたい」
女子オムニアム
女子オムニアムは、梶原悠未(Team Yumi)が横綱相撲を見せた。スクラッチこそ1位と取り損ねたものの、テンポレース、エリミネーションと確実に1位を獲る安定感を見せて総合首位に立つと、最後のポイントレースでも確実にポイントを重ねて首位を維持。2位との差を広げて前日に続き連勝して見せた。
梶原悠未コメント
「この大会に向けてトレーニングを積んで疲労があったが、2日目も積極的な走りで自分を追い込み、強みであるスピードを生かして勝つことが出来た。来年のパリ五輪に向けて持久力を向上させて、金メダルを獲得出来るようにしていきたい」
男子マディソン
男子マディソンは前日同様にチームブリヂストンサイクリングが4チームをエントリー。窪木一茂と兒島直樹の組が、12回のポイント周回のうち11回を1位通過し、ラップポイントも獲得して前日以上に他を圧倒。2位に51ポイントもの大差をつけて2連勝した。
兒島直樹 コメント
「昨日の反省点として交代場所などの改善点を意識しつつ走った。ポイントを獲ってラップも決めることが出来たので、反省点を活かせたと思う。今後も窪木さんと組むのかはまだ分からないが、来年のネイションズカップでもマディソンで良い結果を出せるようにしたい」
窪木一茂 コメント
「昨日よりアグレッシブな走りが出来たと思う。ネイションズカップではまた兒島選手と組みたいと思うが、もう一度組めた時には足を引っ張らないように頑張りたい」
ジャパントラックカップI:2023年11月16日(木)
ジャパントラックカップII:2022年11月17日(金)、18日(土)
開催場所:伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)
出場選手:日本代表全メンバー、海外4カ国以上の選手を含む世界のトップ選手たち
実施種目(男女共通):スプリント/ケイリン/オムニアム/マディソン
ライブ配信: 予定無し
有観客:
11月16日(木)、17日(金)入場無料
11月18日(土)のみ有料、エントランスにて500円(現金のみ)
※高校生までは18日も無料